臨床症候
・非特異的な症状え発症することが多い.
皮膚病変
・特徴的な水疱は初発症状としては約30%、経過中を併せて約50%の症例でしか認めない.
臨床検査
血清HSV DNA量
・診断時の血清HSV DNA量は生存児と比較して死亡した児で有意に高い(Ann J. et al. 2015)
・神経学的転帰とは相関性はない
髄液検査
・中枢神経型の新生児の髄液でのPCRによるHSV DNA検出の感度は約70%.
・診断時の髄液でのHSV DNAと神経学的転帰との間では相関性はない(Ann J. et al. 2015).
管理
抗ウイルス薬
・表在型では30mg/kg/day q8h 14日間で治療する
・中枢神経型, 全身型といった重症例では60mg/kg/day q8h 21日間で治療する.
Reference
(1) Ann J. et al. Plasma and Cerebrospinal Fluid Herpes Simplex Virus Levels at
Diagnosis and Outcome of Neonatal Infection. J Pediatr 2015; 166: 827-33
