可逆性後頭葉白質脳症(PRES)- まとめ

 

 

危険因子
・以下の危険因子が指摘されている.
 ・高血圧
 ・細胞毒性のある薬剤
 ・敗血症
 ・血栓性血小板減少性紫斑病
 ・多臓器不全
 ・貧血

 

臨床症候
・主に以下のような症候・症状を呈する.
 ・頭痛
 ・視力障害
 ・突然の精神状態変容
 ・けいれん発作

けいれん発作
・多くはPRES発症時におこるが, PRES発症後におこることもある.
・小児患者の約66-90%でけいれん発作がおこる.

 

 

画像検査
MRI
・見かけの拡散係数(apparet diffusion coefficient: ADC)が大部分の病変で上昇し, これが診断や予後の推測に有用な情報となる.
 ・ADC上昇は血管性浮腫による.

 

最終更新:2014年01月20日 17:33