ACTH療法 - まとめ

 

 

投与量・投与方法
・以前は福山方式が主流であった.
 ・福山方式は0.01-0.015mg/kgのコートロシンZを連日2週間, 隔日2週間, 週2回2週間, 週1回2週間で投与.
・近年は, 福山方式よりも投与期間が短くなっている.
・連日2週間で発作が止まらない場合は0.025mg/kgに増量してさらに1週間連日投与する.
 ・増量後も発作が収まらない場合にはすぐに中止する.
・生理的なACTH分泌にあわせて, 通常午前中に投与する.

副作用
・高頻度の副作用:
 ・不機嫌
 ・食欲亢進
 ・満月様顔貌, 中心性肥満
 ・血圧上昇
 ・脳の退縮
・中等度の頻度の副作用:
 ・肝機能障害
 ・電解質異常
  ・低カリウム血症
  ・低カルシウム血症
  ・低リン血症
 ・尿糖
 ・硬膜下水腫
 ・易感染性

効果
・発作抑制率は80-90%
・潜因性の方が効果が高い.

 

 

最終更新:2014年04月18日 14:03