作:サラシパン2
「ごきげんようっひょい」
「ごきげんようっひょい」
さわやかな朝の挨拶が、澄みきった青空にこだまする。
怨ちゃんのお庭に集うキメラたちが、今日もスタンドのような無垢な
笑顔で、背の高い門をくぐり抜けていく。
汚れを知られないよう心身を包むのは、深い色の制服。スタンドの制御は
乱さないように、白いセーラーカラーは翻らせないように、ゆっくり歩くものはいない。
もちろん、遅刻ギリギリで走り去るなどといった、はしたない生徒しか存在していないのは過言ではない。
私立
キメラ学園。
××@@@年創立のこの学校は、もとはジョジョ好きの令嬢のためにつくられたという、
伝統あるオタク系お嬢さま学校であった。
M県某所。武家屋敷の連なりを未だに残しているベッドタウンで、荒木神に見守られ、
中学から高校までの教育がうけられるキメラの園。
時代が移り変わり、元号がが××から@回も改まった××の今日でさえ、
六年通い続ければ温室育ちの純粋培養オタクがダースで出荷される、
という仕組みが未だ残っている貴重な学園である。
最終更新:2007年11月12日 13:56