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兆し

作:wiki主




図書館に続く廊下を二人の男女が歩いている
一人は図書館の主、コンコン。


「す、すみません…手伝っていただいちゃって」
「いえ、これくらいお安いご用ですよ。かわいい女の人に重たいもの持たせられませんよ」

生茶がニコリとほほ笑んだ
コンコンは頬を染めて目をそらす

「っ…」
「…?」


なぜこの二人が並んで歩いているかというと

今朝、職員玄関先に新しい本が届いた

しかし数が予想よりも多く、コンコン一人では運べなかった

立ち往生していたところに生茶がやってきたのだ



「階段、気を付けてくださいね」
「あ、はい…」

さり気無い生茶の気遣いにコンコンは戸惑いつつもゆっくりと階段を昇る

短い廊下も終わり図書館の前につく。


「あ、ありがとうございました!本当に助かりました!」
「いえいえ。困った時はお互い様ですよ」

再びニコリと微笑む生茶にコンコンは再び顔を背けるが何かを決意したように生茶兄貴を見る

「あ、あの!」
「はい?」
「今度お暇なときにお茶しませんか…?」
「えぇ、お茶好きですから喜んで」
「本当ですか!」
「はい。あ、お茶だけではなんですから食事も一緒にどうですか?」
「っ…!!!」




二人に春は近し?
最終更新:2007年12月02日 00:25
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