レンズの描写比較(標準レンズ・いつかはペトリ)

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レンズの描写比較(標準レンズ・いつかはペトリ) - (2014/05/21 (水) 07:55:28) の編集履歴(バックアップ)


夜景を用いて標準レンズの絞り開放時における描写比較を行った。(撮影者及び文責:いつかはペトリ)
画像はネガをスキャナーで読み取ったものである。
なお、一部のカットの画面中央部に見られる横縞は、フィルムのカーリングの影響によるもので
ある。

【1】M42マウントレンズ
フィルム:フジ ネオパン400プレスト
現像法:ダークレス 室温23℃ 4分00秒
現像液:SPD(2倍濃縮)
カメラ:ペトリMF-1

ペトリ オリコール 50㎜F2
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422818?size=1024#content
ペトリ CC Auto 50mmF1.7
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422767?size=1024#content
オートヤシノンDX50㎜F1.7
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422774?size=1024#content
カール・ツァイス・イエナ パンコラー エレクトリック 50㎜F1.8
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422785?size=1024#content
ペンタコン オート 50㎜F1.8
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422795?size=1024#content
イスコ ヴェストロマート 50mmmF1.9
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422806?size=1024#content
旭光学 オートタクマー 55mmF2
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422830?size=1024#content
旭光学 スーパータクマー 50㎜F1.4(111万台 いわゆる「8枚玉」と推定される。)
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422839?size=1024#content
旭光学 SMCタクマー 50mmF1.4
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422852?size=1024#content
リコー オートリケノン 55mmF1.4
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422863?size=1024#content
旭光学 スーパーマルチコーテッドマクロタクマー 50㎜F4
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203422877?size=1024#content

【2】ミノルタAマウントレンズ
フィルム:フジ ネオパン400プレスト
現像法:ダークレス 室温25℃ 3分30秒
現像液:SPD(2倍濃縮)
カメラ:ミノルタα-7700i

ミノルタ AF 50㎜ F1.7(初期タイプ)
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203998664?size=1024#content
ミノルタ AF マクロ 50㎜ F2.8(初期タイプ)
http://photozou.jp/photo/photo_only/3096382/203998677?size=1024#content

【コメント】
ペトリ オリコールは、レンズに微妙な曇りがあるので、本来の性能が出ていない可能性がある。
また、ペンタコン オート 50㎜F1.8については、撮影者による素人修理が施されているため、
オリジナルの性能を維持していない可能性がある。

ペトリCC Auto 50㎜F1.7は、可もなし不可もなし、というところか。設計の古いカラーヤシノン
DXの描写より劣るように感じられる。

年代を考えると驚異的な描写力なのがオートタクマー。55mmF2と無理をしていない設計が功を奏し
ているのだろうか。ハロも少なく、立派な描写である。

スーパータクマー50㎜F1.4(111万台)は、コマ収差によるものと思われるハロがかなり目立つ。

ミノルタAマウントレンズ群は、80年代の設計らしく、開放から良好な描写である。