PETRI CC AUTO55mmF2.0

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PETRI CC AUTO55mmF2.0 - (2014/05/24 (土) 09:55:15) のソース

#image(http://www52.atwiki.jp/petri?cmd=upload&act=open&pageid=35&file=DSC00275%28resize%EF%BC%89.jpg)
|レンズ名称|PETRI CC AUTO 55mm F2.0|
|アタッチメントサイズ|52mm|
|レンズマウント|ブリーチロック|
|レンズ構成|4群6枚 ガウスタイプ|
|絞り|2.0~16.0 中間絞り無し|
|最短撮影距離|0.6m|
|重量・大きさ|XXXxXXXxXXX XXXg|
|価格|¥XX,XXX(19XX年)|
|発売|196X年XX月|

CC 50mmF2.0から焦点距離が55mmに変更された。正確な発売時期は不明。
アサヒカメラ1966年6月号のニューフェース診断室では、AUTO時の実測F値が1.85
であったとの記述が見られるので、F1.8クラスの実力があったことは確かなようである。
確認できる構成図の違いから、EE AUTO 55mm F2.0とは光学系は異なるものと推測される。

ペトリスレに55mmF1.8の初期生産品と55mmF2.0との両者の違いが見出せないとの指摘があった。
さらに、、ペトリスレに初期の55mmF2.0は開放でも撮影時に絞りがわずかに絞られた状態、
新型の55mmF2.0では絞りリングによりF1.8を2.0に制限されているとの報告があった。
また、55mmF2も55mmF1.8と同じく設計が変更されているとの報告があり、本ページでは
便宜的に設計変更前のものを旧型、設計変更後を新型と称する。

以上のことからペトリの55mmF2は同時代の55mmF1.8に機能限定をかけたものと考えられる。


#image(http://www52.atwiki.jp/petri/?cmd=upload&act=open&page=PETRI%20CC%20AUTO55mmF2.0&file=DSC02554.jpg)
写真は最初期(旧型)と思われるKuribayashi銘の55mm F2.0。
絞りリングの回転方向が通常のC.C Autoレンズと逆で、後のEEレンズと同じ方向になって
いるが理由は不明。

#image(http://cdn52.atwikiimg.com/petri/?cmd=upload&act=open&page=PETRI%20CC%20AUTO55mmF2.0&file=DSC05154.jpg,width=(600))
旧型の絞りレバーがマニュアル位置で絞りリングが開放(f2)の状態。f1.8のレンズがf2相当に絞り込まれているのがわかる。
オート時は絞り羽は見えなくなるが、自動絞りレバーが押し込まれるとf2相当に絞り込まれる仕様となっている。

#image(http://cdn52.atwikiimg.com/petri/?cmd=upload&act=open&page=PETRI%20CC%20AUTO55mmF2.0&file=199787508_624.v1400279929.jpg)
新型55mmf1.8と55mmf2の比較。f2の絞り付近に口径を制限しているリングが確認できる。


【作例】Kuribayashi C.C. Petri 1:2 f=55mm No.63580(旧型)
http://photozou.jp/photo/photo_only/291718/160538097?size=1024
http://photozou.jp/photo/photo_only/291718/160538018?size=800
http://photozou.jp/photo/photo_only/291718/160538072?size=1024
http://photozou.jp/photo/photo_only/291718/160538046?size=1024
注:尚、本作例はNEX5Nでの撮影(APS-Csize)ですので、画角的には82.5mm相当と
  成っております。