御剣龍奈

「御剣龍奈」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

御剣龍奈 - (2020/10/09 (金) 12:40:12) のソース

&bold(){御剣 龍奈}(みつるぎ たつな、1990年7月7日-)は、[[名古屋Cキャッツ]]に所属したプロ野球選手(投手)。
[[横浜アクアマリンズ]]の[[御剣すざく]]、[[札幌ホワイトエンジェルス]]の[[御剣虎羽]]は実妹。

#contents

*概要
|所属|[[名古屋Cキャッツ]]|
|背番号|13|
|国籍|日本|
|出身|愛知県名古屋市|
|生年月日|1990年7月7日|
|身長|173cm|
|体重|63kg|
|投打|左投左打|
|血液型|O型|
|プロ入り|[[2013年ドラフト]]2位|
|PL|水上真琴|
|球歴|[[中央東海大学附属高等学校]]→[[中央東海大学]]→[[福岡クローネ]](2014-2016)&br() →[[名古屋Cキャッツ]](2017-2020)|

*経歴
**プロ入り前
-高校時代から投手として。当時は中継ぎでこれと言った目立った活躍はしておらず、彼女が頭角を現したのは進学後の大学時代の2年目からである。大学野球部では当初からクローザーとして起用され、3年次には、部を東海女子大学野球リーグ2部から、1部に昇格させるのに大きく貢献した。そのとき、龍奈の前に投げていたのが、現・[[広島レッドリーブス]]の[[斎賀早織]]である。以後、斎賀と共に勝利の方程式としてチームを牽引。中央東海大学女子野球部の絶対的な守護神として活躍。御剣が登板=試合終了と言われるほどの選手に成長。自身の背番号が13というのも相まって、「死神」というあだ名をつけられる程であった。&br()なお、大学1年目は女子野球部での活動をしていなかったことと、1年休学(留年)しているため、大学生時の実働は4年である。&br()[[アリシア・T・ロドリゲス]]とは高校時代のリーグから鎬を削ったライバルである。

**プロ入り後
-2013年ドラフトにおいて、[[福岡クローネ]]から2位指名を受け、入団。監督の[[イーリス・アイヒマン]]よりクローザーの指名を受ける。&br()2014シーズン開始当初は、チームの不調もあって登板機会に恵まれなかったものの、シーズン中盤からチームが復調し波に乗ってからは、登板機会も増える。ほとんどの登板でランナーこそ許しはしたが、全ての試合でセーブを記録した。&br()[[猪狩律]]-御剣龍奈のリレーは2014シーズンでは一度も救援失敗をしない完璧なリレーで、自身の防御率も0.79と1年目からその存在感を示すこととなった。結果、2014シーズンは12Sで惜しくも最多セーブのタイトルこそ逃したが、PGB新人セーブ記録更新、球団最多セーブ記録タイに並んだ。&br()最多セーブを目指した2015年シーズンであったが、序盤こそセーブを重ねたものの、シーズン途中に打たれて救援失敗をすると、最終2戦でも失点を続け(うち1試合は初敗戦となった)、チャンスこそあったものの、2年連続で1セーブ差で最多セーブを逃し、成績も大幅に悪化した不本意なシーズンとなってしまった。&br()再起を期した2016年シーズンは、シーズン序盤からほぼ完璧なピッチングを続け、22試合連続登板機会セーブ(PGB記録)を達成、最多セーブ(22S、PGB記録)を獲得した。&br()2016年オフのPGB新球団設立に伴う分配ドラフトで、地元である[[名古屋Cキャッツ]]へ移籍。2017年オフにPGBに[[猪狩律]]が名古屋Cキャッツに復帰し、クローネ時代のセットアッパーとクローザーが別チームで揃うことになった。&br()2018年度は、バッテリーを[[日河佳純]]と組むことがほとんどで、シーズンの全セーブはこのバッテリーによるものである。&br()そして、2016年から2018年で3年連続最多セーブを獲得。名実ともにPGBの代表的なクローザーの一人となった。&br() 2020年、通算100セーブを達成。そして、同年引退。最終的な通算セーブ数は102。

*人物
-かなりの愛猫家で二匹の猫(名前はトラとクロ)を飼っている。&br()名古屋Cキャッツ移籍当時は実家住まいをしていたが、現在はマンションを買って一人暮らしをしている。&br()妹に対しては表向き辛辣なのは界隈ではかなり有名な話だったが、2017年オフに、ついにすざくのオフトレに彼女自身の時間を費やすくらいには、態度が軟化した模様。移籍先の札幌で安定しているとは言い切れないが、規定投球回を満たせそうなことには喜んでいるようだ。&br()大学時代に他大学の野球部につけられたあだ名である「死神」については、当人はかなり気に入っており、球団公式グッズにも、龍奈のグッズのモチーフとして用いられている(もちろんディフォルメかつ猫と組み合わせたアレンジだが)。&br()猪狩律とは旧知ということもあってか、かなり仲が良く「りっちゃん」と呼んでよく会話しているのが、関係者からの話で伝わっている。また彼女(猪狩)がつけているゴーグルも龍奈が贈ったものである。また、ブルペンでは隣同士に座るのが定位置になっている。&br()バイクでツーリングに行くのが趣味。愛車は「[[SUZUKI GSX-S 1000F ABS>>http://www1.suzuki.co.jp/motor/product/gsxs1000fyal9/top]]」から「[[KAWASAKI Ninja 1000>>https://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninja1000/]]」に買い替えたようである。買い替えた理由は当人曰く「税金対策」と言っているようだ。&br()相も変わらず名古屋Cキャッツツーリング部の中で一番排気量の多いバイクを所持。2ケツができる大型バイクであるが、後ろに乗せる人間はほぼ[[日河佳純]]に限られているようである。&br()また、シーズン中はチームメイトとも行動をすることが増え、猪狩や日河らなどと食事などをする姿が目撃されている。


*プレースタイル
**投球
-高校時代から大きくフォームは変わらず、大学、プロ入り後もセットポジションからスリークォーターで投げるフォーム。&br()彼女を語る上で外せないのは、そのスライダーの切れ味。右打者には遠くから抉りこむような変化をし、左打者には手元から急激に遠のいていく強烈な変化をする。&br()球速もPGB入りした当初よりは、かなり増した。さらに前述したスライダー、それと反対側に曲がっていくシュート、不確定に揺れて落ちるナックル、そこに2017年から投げ始めたスクリューも加え、縦横無尽に変化する多彩な変化球と抜群のコントロールで、打者の的を上手く絞らせない投球をする技巧派ピッチャーである。

*詳細情報
**年度別投手成績
|年度|所属|規定|試合|勝|敗|S|H|完投|完封|先発|QS|完了|防御率|投球回|打者|被安|被本|奪三|与四|与死|敬遠|失点|自責|WHIP|
|2014|福岡|×|12|0|0|12|0|0|0|0|0|12|0.79|11 1/3|47|11|0|9|3|0|0|1|1|1.24|
|2015|福岡|×|13|0|1|10|0|0|0|0|0|11|7.61|13|60|22|3|10|3|0|0|11|11|1.92|
|2016|福岡|×|22|0|0|22|0|0|0|0|0|22|0.87|20 2/3|78|12|0|18|3|0|0|2|2|0.73|
|2017|名古屋|×|22|1|1|15|2|0|0|0|0|18|0.78|23|97|24|0|24|1|0|0|4|2|1.09|
|2018|名古屋|×|22|0|1|18|1|0|0|0|0|21|0.42|21 2/3|74|7|0|22|3|1|0|1|1|0.46|
|2019|名古屋|×|19|1|0|13|4|0|0|0|0|15|2.29|19 2/3|78|19|0|19|4|0|0|5|5|1.17|
|2020|名古屋|×|17|0|2|12|0|0|0|0|0|15|4.96|16 1/3|67|17|3|11|2|0|0|9|9|1.16|
|>|>|通算:7年|127|2|5|102|7|0|0|0|0|114|2.22|125 2/3|501|112|6|113|19|1|0|33|31|1.04|

**表彰
-最多セーブ(シ・2016、22セーブ:PGB記録)
-ベストナイン(シ・2016)
-最多セーブ(シ・2017)
-最多セーブ(シ・2018)
-MVP(シ・2018)
**記録
***初記録
-初出場:2014年4月6日、対[[大阪ナイトブレイカーズ]]1回戦(福岡ヤフオク!ドーム)、9回表に3番手として救援登板。
-初セーブ:同上
-初奪三振:2014年4月27日、対[[東京フレイズ]]3回戦(QVCマリンフィールド)、9回裏に[[実原有希]]から。
-初敗戦:2015年10月7日、対東京フレイズ13回戦(福岡ヤフオク!ドーム)、9回表5失点、救援失敗で敗戦投手に。
-初ホールド:2017年7月2日、対[[熊本シルフィード]]3回戦(沖縄セルラースタジアム那覇)、10回表に救援投手として登板。
-初勝利:2017年8月6日、対[[福岡クローネ]]5回戦(福岡ヤフオク!ドーム)、10回裏に救援投手として登板。
***節目の記録
-PGB通算30S(2016、史上2人目)
-PGB通算40S(2016、史上2人目)
-PGB通算50S(2017、史上2人目)
-PGB通算60S(2018、史上1人目)
-PGB通算70S(2018、史上1人目)
-PGB通算80S(2019、史上1人目)
-PGB通算90S(2019、史上1人目)
-PGB通算100S(2020、史上1人目)
***その他の記録
-初登板からの連続登板セーブ:14(2014年4月6日~2015年4月19日まで。PGB記録)
-連続登板機会セーブ数:25(2016年4月6日~2017年5月7日まで、PGB記録)
-5シーズン連続2桁セーブ(2014-2018)
-PGBシーズン最速10S(2016年、17試合目で達成)
-PGB通算最速50S到達(2017年、54試合目で達成)
-3シーズン連続最多セーブ(2016-2018)
-PGB通算50試合登板(2017)
-PGB通算100試合登板(2019)
**背番号
-33(2014)
-13(2015-)
**登場曲
-リクライム /ROOKiEZ is PUNK'D(2014)
-リアライズ /ROOKiEZ is PUNK'D(2015-2016,2018)
-Breathing /ROOKiEZ is PUNK'D(2017)
-リバイバル /ROOKiEZ is PUNK'D(2019,2020年第21節-)
-Get Wild /TM NETWORK(2020第1節-2020第20節)

*能力推移
|年度|速球|球威|変化|制球|体力|守備|ピン/特1|対左/特2|打強/特3|クイ/特4|総合|
|2014|12/C|16/B|20/S|18/A|10/D|10/D|4|3|3|2|125/B|
|2015|13/C|16/B|20/S|18/A|7/E|10/D|4|3|4|2|129/B|
|2016|16/B|16/B|20/S|20/S|7/E|12/C|4|4|4|3|154/S|
|2017|16/B|16/B|20/S|20/S|7/E|12/C|4|4|3|3|149/A|
|2018|16/B|16/B|20/S|20/S|8/E|10/D|5|4|奪三振|-|165/S|
|2019|16/B|16/B|20/S|20/S|8/E|10/D|対ピ◎|奪三振|投球リズム|-|165/S|
|2020|15/B|15/B|20/S|20/S|7/E|10/D|対ピ◎|対右○|逃げ球|-|160/S|

*pixivリンク
-[[選手シート【2014】>>http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=40772498]]
-[[選手シート【2015】>>http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=47921335]]
-[[選手シート【2016】>>http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=54666298]]
-[[選手シート【2017】>>http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=61197811]]
-[[選手シート【2018】>>https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=66308112]]
-[[選手シート【2019】>>https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=72062215]]
-[[選手シート【2020】>>https://www.pixiv.net/artworks/78775196]]
-[[選手シート【2020後半】>>https://www.pixiv.net/artworks/82255280]]