2014年4月9日熊本-東京2回戦

スコア

リーグ交流戦 熊本-東京2回戦 藤崎台県営野球場(熊本1勝1敗)
東京 100 001 011-4
熊本 101 040 10X-7
(東)●五五一、クラリス、柳生-牛島、牧田
(熊)○毒島、H犬飼、K.G、S真壁-四五七、猪狩、黒丸

戦評

 ルーキー神波の好投で開幕戦を白星で飾った、昨年王者・東京。2戦目の先発は、昨年もローテーションに入っていた五五一。

 一方、オープン戦からなかなか打線の状態が上がらない熊本。この日の先発はエース若林かと思われていたら、なんと今季オープン戦でも投げていない毒島。意表をつきすぎる先発起用で球場を大きくどよめかせる。

 1回表、その毒島が2死から相坂へのスライダーが失投となり2ベースを打たれると、続くセナがキッチリとセンター前へタイムリー。立ち上がりの毒島の硬さをついて東京があっさり1点を先制する。

 しかし熊本も1回裏、シャレットのエラーで出た水沢が2盗を決めると、横川が右中間を破るタイムリー2ベース! 敵失を逃さず、熊本がすかさず同点に追いつく。

 2回表も毒島を攻める東京は2死1・3塁とするが、ここは毒島がシャレットを三振。勝ち越しは許さない。

 2回裏、熊本は2死1・2塁から、大塚がライト前へヒット! しかし相坂がレーザービームの送球を投げ込み、牛島が姫ノ島をしっかりブロックしてホームでアウト。東京も守りで勝ち越しを許さない。

 3回表、まだ安定しない毒島はまたも1死満塁のピンチ。しかし模都、海老名が倒れ、この回も点が入らず。両チームとも、毎回チャンスを作りながら決め手に欠ける展開となっていく。

 3回裏、熊本は水沢がヒットから盗塁。すると横川が、前の打席と同じような右中間への2ベース! これで熊本がようやく1点を勝ち越し、2-1。

 4回表に毒島が四球を出すもようやく無安打で抑えると、4回裏、熊本は井内がいきなり2ベース。五五一も球がバラつきが目立つが、ここはしのいで無失点。

 なかなか試合が落ち着かないなか、毒島が5回を三者凡退。
 すると5回裏、熊本は水沢がいきなり3ベース! そして今日2タイムリーの横川が、一転してスクイズ! 追加点を奪い、3-1とする。
 さらに武雷が3ベース後、四五七がタイムリーで4-1。そして井内が1号2ランを放ち、6-1! 熊本がこの回4点を奪い、大きくリードを広げる。

 ところが毒島も6回表、ふたたび制球が定まらなくなって四球を連発。実原に押し出しの四球を与えて、2死満塁という場面でマウンドを降りる。
 しかし相坂に対して2番手・犬飼が素晴らしい投球で三振。東京は一気に追いつくチャンスを逃してしまう。

 7回表、熊本3番手・K.Gが東京打線を三者凡退。
 その裏、東京は2番手クラリスが崩れ、1死満塁からワイルドピッチで1点献上。7-2と熊本がふたたび5点差にする。

 8回表、東京も姫ノ島のエラーからチャンスを作ると、シャレットのタイムリー2ベースで3-7。しかし、続く実原のセンターへの大飛球はトゥーリがスーパーキャッチ。東京の反撃は1点に終わる。

 それでも9回表、東京は先頭の相坂が1号ソロを放ち、4-7と追い上げる。
 熊本はここで、K.Gに代えて真壁をマウンドへ。
 真壁はセナをファーストフライに抑えると、乙川、模都を連続三振。見事なストッパーぶりを見せて、熊本の今季初勝利を決めてみせた。

 東京は、決していい投球内容ではなかった毒島を捉えきれなかったことと、先発・五五一の不調が誤算で連勝ならず。3安打1本塁打で好守備も見せた相坂や2打数2安打の早緒原など、調子のいい選手も見られたのが明るい材料か。

責任投手・本塁打

[勝] 毒 島 (1勝)
[S] 真 壁 (1S)
[敗] 五五一 (1敗)
[本] 井 内 1号②(五五一)
相 坂 1号①(K.G)

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2014年04月09日 22:30