2019年4月7日 大阪-福岡1回戦

スコア

シンデレラ・リーグ公式戦 大阪-福岡1回戦 阪神甲子園球場(大阪1敗)
福岡 200 002 023-9
大阪 106 000 000-7
(福)清水、ハーミアン、祝部、低井、S高島-皇后崎、進藤
(大)掛、戸次、十河、H見城、H水野、H佐藤、●川澄-鹿島

戦評

 前節に打撃戦を制して今シーズン初勝利を挙げた大阪は前カードに続き甲子園での試合。先発は掛。一方、開幕二連敗と躓いた福岡はルーキー・清水を先発に立て、今季初勝利を狙う。

 試合は初回から動きを見せる。福岡は2つのフォアボールとヒット1本でいきなり満塁のチャンスを作り上げる。ここで大友に打席が回ると、スリーボールから大きくストライクゾーンから逸れるフォークを見逃し押し出しのフォアボールを選択。さらに次打者・月夜がこちらもフォークを今度はライト前へ。これで更に1点を加えリードを広げる。
 一方、3個のフォアボールで福岡に労せず先制を許した大阪。しかしこちらも森のフォアボールを起点に一・三塁とチャンスを作ると、鹿島がやや甘めのスライダーをレフト前へ。これでランナーが一人還り一点差に詰め寄るなど序盤から点を取りあう展開となる。

 3回、大阪は菜ヶ咲がヒットで出塁すると、先程タイムリーヒットを放った鹿島が再びスライダーを強振。すると今度の打球は放物線を描くとそのままバックスクリーンへ。ルーキーへの洗礼の一発となる逆転2ランで大阪にリードをもたらす。さらに阪宮がデッドボールで塁に出ると、続く川浦の右中間を破るツーベースヒットで生還する。さらに嘉祥寺・吉永・冴島が厳しいコースのボールを見極め、三者連続フォアボールで押し出し。この後も赤弘の併殺と森のヒットで1点ずつを加え計6得点。7-2と福岡を大きくリードする。
 しかし連敗を伸ばしたくない福岡も意地を見せ、6回に皇后崎がソロホームランを放ち1点を返すと、この後満塁として先制押し出しのフォアボールを選んだ大友が大阪三番手・十河のボールをしっかり見極め、今日二回目の押し出しフォアボール。点差を3点まで縮める。さらに8回にはランナーを一人置いた場面で古宿が六番手・佐藤のストレートをフルスイング。真芯で捉えられた打球はセンター頭上を余裕で超えてそのままスタンドへ。主砲の一撃でついに一点差まで追い上げる。

 そして迎えた最終回。なんとかリードを保った大阪は川澄を投入し逃げ切りを図る。ところが代打・エミーリアに低目いっぱいのストレートをライト前に運ばれ同点のランナーを出す。さらに続く野村にもストレートを打たれると今度の打球は右中間を深々と破る長打コースに。この当たりで一塁ランナーが還り同点とされる。このあと三塁へランナーを進められ、迎えるは3番・アリシア。ストレートが甘く入るもミスショットで高々と上がった打球はライトへ。これをライト・阪宮が捕球…と思われたがまさかの落球。これを見た三塁ランナーがホームへ還り勝ち越しを許すと、この後大友にタイムリーヒットを浴びこの回3点を奪われる。
 最終回はランナーを1人出すも得点には至らずゲームセット。一度は5点リードを奪った大阪だったが最後はミスも響いて逆転負け。福岡は4回以降無失点だったのも優位に働き今季初勝利を収めた。

責任投手・本塁打

[勝] 低 井 1勝
[S] 高 島 1S
[敗] 川 澄 1敗
[本] 鹿 島 2号
皇后崎 1号
古 宿 1号

試合詳細

+ ...

打撃成績

+ ...

投手成績

+ ...
最終更新:2019年04月07日 21:21