2019年10月2日 広島-名古屋チャンピオンシップ第2戦

スコア

チャンピオンシップ戦 広島-名古屋2回戦 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(広島1勝1分)
名古屋 201 000 000 0 ー3
広島  100 000 200 3×ー6
(名)白羽、H早乙女、●琴吹み、真壁、猪狩―白河、溝渕
(広)紫波、南風原、アニス、浅間、〇斎賀―ベティ、荒井

戦評

 ナゴヤドームでの第1戦は延長12回の死闘の末引き分けなり、広島を舞台とした第2戦に突入。
 敵地に赴く名古屋の先発は今季防御率0点台の絶対的エース白羽。迎え撃つ広島はチーム最多勝の紫波を先発に送る。

 試合序盤、紫波に名古屋打線が襲いかかる。一死一塁から加賀が盗塁を決めると、三番須田が紫波の厳しいコースにも力負けせずに弾き返され、これが右中間を破るタイムリースリーベースになり1点を先制されると、続く四番豊川の打球も犠牲フライには十分な当たり。ライト中桐のバックホームも須田は悠々ホームインして2点目をもぎ取る。
 対する広島はその裏、一死から二番麦藁、三番月詠、四番伊集院の3連打と白羽を相手に貴重な得点機を初回に迎える。ここで打席には五番遠野という場面で、遠野は凡退するも三塁ランナー麦藁はホームイン。同点とはならずも1点を返す。

 このまま反撃と行きたかった広島だったが、3回に四球から盗塁と犠打で一死三塁のピンチを迎え、先制のタイムリーを放った須田に再びタイムリーヒットを許し、1点を失う苦しい展開に。両先発がこのまま6回までは失点をせず、7回裏を迎える。
 広島打線はここまで白羽相手に僅か1点。ヒットも初回の3連打以外は1本しか出ていない。このままビハインドのまま最終盤を迎える事は避けたい状況。ここで、先頭打者の四番伊集院が白羽の失投を逃さず振り抜き、ライト前ヒットとすると、五番遠野も白羽の高めに浮いたツーシームを強振。打球はセンターバックスクリーンへと突き刺さる値千金の同点ホームランとなり、試合は振り出しに。

 白羽はその後は立ち直り、8回3自責点でリリーフに託し、両チーム9回まで投手リレーで相手に点を許さず、延長戦に突入。2試合連続の延長戦となった。ここで広島は9回を投げた斎賀が回跨ぎを敢行。斎賀は期待に応えるように三者凡退でテンポよく裏の攻撃を迎えると、二死から広島九番渡辺の打球で名古屋の守備にミスが出てセーフ。ここで広島に流れが来たのか、一番青木は四球で出塁、続く麦藁がストレートを逆らわずに右方向へと弾き返す。
 打球はどんどん伸びてゆき、ライトスタンドへと飛び込んでゲームセット。序盤に苦しんだものの、中盤、終盤に粘り強く点を獲った広島が、まずは1勝を手にした。


責任投手・本塁打

[勝] 斎賀 1勝
[S]
[敗] 琴吹み 1敗
[本] 遠野 2号
麦藁 1号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2019年10月02日 08:47