スコア
チャンピオンシップ 名古屋-広島3回戦 ナゴヤドーム(名古屋2敗1分)
広 島 202 000 001-5
名古屋 100 120 000-4
(広)要、H石井、○竜胆、S斎賀-ベティ、荒井
(名)アレッタ、クラウディア、H琴吹み、H真壁、H猪狩、H早乙女、●御剣-溝渕
戦評
生き残るには勝利が絶対の名古屋はアレッタ、4年ぶりの栄冠を勝ち取りたい広島は要と、昨季の最多勝投手を先発に立て勝利を狙う。
試合は初回からいきなり動きを見せる。広島は青木がヒットで出塁すると、続く麦藁が真ん中へ入ったチェンジアップを狙い打ち。芯で捉えると、打球はセンターを悠々越えてそのままスタンドイン。広島が打者二人で早々に2点を奪う幸先の良い立ち上がりを見せる。
一方で今日負ければ全てが終わる名古屋もその裏、ワンアウトから連打で一・三塁とチャンスを作り、打席には豊川。こちらも甘く入ったボールに反応すると、打球は鋭い当たりで右中間へ。長打コースとなり三塁ランナーが悠々生還。1点を返すが、一気にホームを突いた一塁ランナーは広島の中継プレーで本塁憤死。後続も凡退し、この回の反撃は1点で止まる。
同点を阻止した広島は今度は3回、先制ホームランの麦藁を二塁に置いて伊集院に打席が回ると、高目に浮いたストレートを見逃さずライト方向へ弾き返す。打球は放物線を描くとそのままライトスタンドへ突き刺さる2ランホームランとなって4-1。名古屋先発・アレッタをマウンドから引きずり下ろすことに成功する。
しかし名古屋は4回、ホークがソロホームランを放ち二点差に追い上げると、続く5回は連打と盗塁を絡めてノーアウト二・三塁と同点の大チャンスを作り上げる。この場面で打席には加賀。要のボールを逆方向へ打つも打球は三塁後方へのフライとなる。が、麦藁がギリギリ追い付くもボールはグラブを弾いてファールゾーンを転々。このエラーで三塁ランナーが還った名古屋が一点差とすると、続く須田がライトへ犠牲フライを放ち、ついに名古屋が試合を振り出しに戻す。
その後はお互いに得点できずに迎えた最終回。裏の攻撃でサヨナラを狙う名古屋は御剣を投入。しかし広島、先頭のベティが甘く入ったスライダーに合わせると、打球は強烈な当たりで左中間へ。ボールはそのままフェンスを直撃し、クッションボールを処理する間に一気に三塁を陥れて絶好の勝ち越し機を演出する。続く上村、今度は決して甘くないスライダーだったがこれを見事に打ち返すと、打球はセンター頭上を越えるツーベースヒット。三塁ランナーが還って広島が最終回で再びリードを奪い返す。
その裏、広島は斎賀がマウンドへ。下位打線を抑えてツーアウトまで奪うが、粘る名古屋も代打・
エミーネがライト前へヒットを放ち、続けて代走・山元が盗塁を決めて二塁へ進塁、ワンヒットで同点のチャンスを作る。この場面で迎えた加賀に対し、斎賀も意地を見せて2ストライクまで追い込む。そして勝負球に選んだのはスライダー。このボールに加賀が手を出す、もバットが空を切って三振でゲームセット。広島が2年前に逃した栄冠を今度はしっかりと掴み、4シーズンぶりの日本一に輝いた。
責任投手・本塁打
[勝] |
竜 胆 |
1勝 |
[S] |
斎 賀 |
1S |
[敗] |
御 剣 |
1敗 |
[本] |
麦 藁 |
2号 |
|
伊集院 |
1号 |
|
ホーク |
1号 |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2019年10月06日 20:18