2020年3月1日 熊本-広島オープン戦

スコア

オープン戦 熊本-広島 リブワーク藤崎台球場
広島 000 001 210-4
熊本 000 000 041X-5
(広)榴ヶ岡、H馬殿、H七川、竜胆、Hシカティッチ、●アニス-ベティ、荒井
(熊)八十嶋、○曙川-エヴァ

戦評

 各球団の調整が気になるオープン戦。スタメンにルーキーの名前がチラホラと見える両チーム、熊本先発は札幌から新加入の八十嶋、対する広島は榴ヶ岡。

 試合が始まると、まずは両先発の投手戦が展開。熊本・八十嶋は変化球を主体に4回までノーヒットに抑える完璧なピッチング。対する広島・榴ヶ岡はストレートとSFFのスピードボールをメインにランナーは許すもこちらも熊本打線に得点を許さない。

 しかし後半、広島が八十嶋を捉え始める。6回、ツーアウトながらも一・三塁とこの日初めて得点圏にランナーを進めると、手銭がストレートを綺麗にセンター返しを決めて先制のタイムリーヒットを放つ。さらに7回はフォアボールにエラー二つでノーヒットで満塁とすると、まずヴィオラがボールを見極めて押し出しのフォアボールを選択。さらに手銭に二打席連続のタイムリーヒットが飛び出して追加点を挙げる。しかし三塁ランナーに続きホームを狙った二塁ランナーは忍者ハットリの好返球に刺されてしまい、この回は2点で攻撃が終了する。
 それでも8回に遠野のソロホームランで1点を加え4点リードを奪った広島、このまま逃げ切り…かと思われたがここに来て熊本打線が猛反撃を開始。この回から登板した竜胆から常磐とルーキー・古美門がチャンスメイクすると、続いてこちらもルーキーのシェリー。竜胆のストレートに詰まらされるも、これが功を奏したかバックホームされるも常磐が生還し1点を返す。なおも一・二塁の場面で打席にはエヴァ。変化球を捉えると打球は左中間を破るツーベースヒット。これでもう1点を返すと、さらに水海道もセンターオーバーのツーベースヒットに続く。これが走者一掃となり2点を追加、一瞬で4点のビハインドを埋め合わせる。
 勢いに乗る熊本は9回、ツーアウトから古美門・シェリーのルーキーコンビが連打で一・二塁とサヨナラのチャンスを作る。ここで前の打席タイムリーヒットのエヴァへ打席が回ると、カーブを上手く弾き返してセンター前へ。この当たりで古美門が三塁を蹴ると、バックホームが若干逸れたのも幸いし、見事サヨナラのホームインに成功。熊本が終盤の猛攻でオープン戦初勝利を決めた。

 両チームとも投打において光ったのは先発の八十嶋が7回を3失点(自責1)、榴ヶ岡は5回無失点とキャンプ明けの疲れを感じさせない好投。手銭・エヴァの両名も得点圏で二打席連続タイムリーヒットと勝負強さでアピールを見せた。またルーキー・古美門はいきなりの猛打賞とドラフト1位の実力を存分に発揮した。


責任投手・本塁打

[勝] 曙 川 1勝
[S]
[敗] アニス 1敗
[本] 遠 野 1号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2020年03月01日 14:24