2020年7月19日 オールスターゲーム第1戦

スコア

オールスターゲーム 横浜スタジアム (1分)
全シ 400 001 000-5
全マ 030 110 000―5
(シ)白羽、前平、H琴吹ひ、H猪狩、御剣-皇后崎
(マ)エロフ、赤田、H八名瀬、H竜胆、H高倉、斎賀-葛木、美祢

戦評

 今季から2試合が行われるオールスターゲーム。横浜スタジアムの第1戦では全シは白羽(名古屋)、全マはエロフ(札幌)が先発する。

 1回表、先頭の織田(名古屋)のヒットコースの当たりを佐伯(札幌)が好捕し、いきなりのファインプレー。しかしワンアウトから野村(広島)がヒットを放つと、川浦(大阪)がスプリットを引っ張ってライトスタンドに2ランホームランを放って全シが先制。さらに豊川(名古屋)もヒットで続くと、大友(福岡)が今度はストレートを完璧に捉えた2ランでエロフからいきなり4点をリードする。1回裏の白羽は初回を三者凡退といつも通り安定したピッチングを見せた。

 エロフも2回は立ち直って三者凡退に抑える。するとその裏、先頭の月詠(広島)が右中間を破る三塁打を放ちいきなりのチャンス。続く藤瀬(広島)のショートゴロで本塁突入を図るが、ショートを守るカミュ(大阪)の好返球でアウトとなった。しかしその後、武雷(熊本)、葛木(熊本)の連打でワンアウト満塁とし、再びチャンス。ここで佐伯はセンターへ打ちあげてしまうが、センターを守る織田がまさかの落球で走者2人が生還。遠野(広島)のセカンドゴロの間にもう1点を加え、点差は1点に。

 3回は両投手が無安打に抑え、後続にバトンを渡した。4回表から全マは赤田(広島)が登板するがカミュのヒットなどでノーアウト一二塁に。しかしここは赤田が落ち着いて後続の皇后崎(福岡)、織田を抑え、野村には死球を与えたものの川浦をライトフライに打ち取って危機を脱する。
 4回裏から登板する全シの2番手は前平(福岡)。しかし、ワンアウトから葛木がシュートを捉えて逆方向のライトスタンドへソロホームランを放ち同点となると、5回には西奈(広島)に四球を許し、続く月詠がセンターオーバーの二塁打で西奈が生還し、全マが逆転に成功する。

 直後の6回表、この回先頭の須田(名古屋)が赤田のストレートを弾き返してバックスクリーンへ運び、ソロホームランで再び同点とする。さらにカミュが四球を選び、皇后崎と織田の連打でノーアウト満塁の逆転のチャンスを迎えるが、ここで全マは八名瀬(横浜)にマウンドを託すと、野村の打席ではセンターフライでタッチアップを図るカミュをセンター遠野が好返球で阻止し、川浦に対してはカットボールで三振に仕留め逆転を許さなかった。

 6回裏から全シは琴吹陽奈(名古屋)が登板し、野手陣も4名が交代。その代わったばかりのライト島津(福岡)の好守もあって三者凡退に抑えると、7回表に全マも竜胆(広島)にスイッチし、こちらもこの回から守備に入ったセカンドの石田がその高い守備力を披露し、三人で切って取る。
 7回裏、琴吹の2イニング目はノーアウトから代打の手銭がヒットで出塁するも琴吹が後続を打ち取り、最後は途中出場のショート冴島(大阪)が三遊間の当たりに好反応を見せて無得点。
 8回表は高倉(熊本)が2三振を奪う力投で、8回裏は猪狩(大阪)が途中からサードを守るホーク(名古屋)にも助けられて内野ゴロ3つで0を並べる。

 そして最終回はどちらも今期限りでの引退を表明した斎賀(広島)と御剣(名古屋)の両守護神がマウンドに上がり、いずれも無失点に抑えてゲームセット。2020年オールスターゲーム第1戦は、リリーフ陣の好投が光る引き分けとなった。

責任投手・本塁打

[勝]
[S]
[敗]
[本] 川 浦 1号
大 友 1号
葛 木 1号
須 田 1号

試合詳細

+ ...

打撃成績

+ ...


投手成績

+ ...
最終更新:2020年07月19日 20:03