2020年9月20日 福岡-広島チャンピオンシップ第1戦

スコア

チャンピオンシップ 福岡-広島1回戦 福岡PayPayドーム(福岡1勝)
広島 121 000 000-4
福岡 000 203 00X-5
(広)●赤田、アニス、シカティッチ、オルテンシア-ベティ
(福)○坂崎、H祝部、H大藤、S高島-進藤、皇后崎、斉藤

戦評

 2020年の頂点を競うチャンピオンシップがいよいよ開幕。2016年以来の制覇を狙う福岡先発は坂崎、対して連覇を成し遂げたい広島先発は赤田。

 打撃力に定評のある両チームの激突となったが、先にその力を見せたのは広島。初回、フォアボールのランナーを一塁に置いて3番・西奈。神風を捉えた打球は右中間を破り長打コースに。この間に一塁ランナーの青木が一気にホームへ還り広島が幸先良く先制点を挙げる。

 広島は勢いのまま2回、先頭の遠野がライトスタンドに特大のソロホームランを叩き込み追加点を挙げると、続いてヒットで出塁した上村が盗塁を決めてチャンスメイク。これが青木のタイムリーヒットに繋がり、大技・小技を駆使して2点を追加。3回にも遠野のタイムリーヒットで序盤で4点のリードを奪う。

 一方の福岡は初回の満塁機で無得点に終わるなど序盤は広島・赤田を攻めあぐねてゼロを並べる展開に。しかし4回、ヒットと相手の野戦でワンアウト一・二塁と初回以来のチャンスに8番・HARUMI。ストレートを弾き返すと、打球はセンター頭上を越える長打に。この当たりで1点を返して反撃の狼煙を上げると、なおも二・三塁の場面でラストバッター・進藤がスクイズを敢行。これが見事に決まり追加点を挙げ、二点差に詰め寄る。

 援護が入った坂崎は尻上がりに調子を上げて4回以降は広島打線にチャンスすら作らせない好投を見せる。すると6回、福岡はワンアウト一・二塁のチャンスで反撃の口火を切ったHARUMIに打順が回る。スライダーを真芯で捉えると、打球はぐんぐんと伸びてそのままバックスクリーンへ飛び込む逆転3ランホームラン。福岡が下位打線の活躍で試合をひっくり返すことに成功する。

 リードを奪った福岡は継投策に入ると、7回を祝部、8回を大藤がヒットを浴びながらも失点は許さずに抑えきる。最終回も高島が先頭の代打・手銭にツーベースヒットを浴びていきなりのピンチを迎えるも三塁への進塁までに留めて後続を切って取り試合終了。チャンピオンシップ第1戦は福岡が広島の反撃を水際で封じて逆転勝利を挙げた。

責任投手・本塁打

[勝] 坂 崎 1勝
[S] 高 島 1S
[敗] 赤 田 1敗
[本] 遠 野 1号
HARUMI 1号

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2020年09月20日 21:47