スコア
チャンピオンシップ (2勝2敗) MAZDA Zoom-Zoomスタジアム広島
福岡 021 000 230-8
広島 300 100 001―5
(福)○村坂、H祝部、宇佐美、宮苑、S高島-皇后崎、斎藤
(広)要、●七川、シカティッチ、南風原、オルテンシア-ベティ、荒井
戦評
広島が日本一に王手をかけての第4戦。負けるわけにはいかない福岡は村坂が先発。本拠地で決められるか、広島は要が先発。
CS連覇へ、広島が先手を取った。初回、四球のランナーを二塁に置いて、スプリットを捉えた西奈の当たりはライトスタンドへ。2ランで先制すると、今度はツーアウトから藤瀬がこれもスプリットをレフトスタンドに叩き込み初回から3点を奪う。
しかし、後がない福岡も序盤から打線が飛ばす。先制された直後の2回、下位打線ながらワンアウト満塁のチャンスを作ると、打者は2巡目に入った野村。スライダーを思い切り叩いた打球はセンターの頭上を越え、打者2人が返るタイムリーに。さらにフォアボールでなおもワンアウト満塁となるが、ここは要が後続を打ち取った。3回には皇后崎が要のミラージュを捉え、このCS2本目のソロで序盤のうちに同点に追いついた。
広島打線は2回、3回の併殺で悪くなりかけた流れを主軸が吹き飛ばす。4回に月詠と藤瀬の連打でノーアウト一二塁とすると、そこからツーアウトとなるも中桐がセンター前ヒットで勝ち越しに成功する。なおもランナー一二塁のチャンスだったが、ベティの右中間を抜けようかという打球をライト野村がダイビングキャッチで捕ってピンチを脱した。5回には村坂が3つの四球を与えてワンアウト満塁となるも、ここまで2安打の藤瀬に対してショートゴロでこの試合3つ目の併殺を奪い無失点で凌いだ。
広島打線が村坂を攻めきれない中、7回に思わぬ形で試合が動いた。この回から登板した広島の2番手・七川の立ち上がりで、野村のレフトフライをレフト手銭が落球し野村は二塁へ。その後ランナー二塁のままツーアウトとなるものの、大友がストレートを捉えてライトスタンドへ消える2ランを放ち福岡が逆転する。8回には緑野からなんと6連打で3点を加え、リードを4点まで広げた。9回裏に伊集院がCS3号のソロで3点差とするも、最後は高島の前に反撃ならずゲームセット。粘り強い試合運びで福岡が敵地で勝利、2勝2敗の五分に戻して福岡で最終第5戦を迎える。
責任投手・本塁打
[勝] |
村 坂 |
1勝 |
[S] |
高 島 |
2S |
[敗] |
七 川 |
1敗 |
[本] |
西 奈 |
1号 |
藤 瀬 |
2号 |
皇后崎 |
2号 |
大 友 |
2号 |
伊集院 |
3号 |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2020年09月30日 22:22