スコア
交流戦 広島-大阪1回戦 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(広島1勝)
大阪 001 001 300-5
広島 000 040 101X-6
(大)観月、
アキラ、掛、H猪狩、●馬殿-川谷
(広)ブレイク、シカティッチ、H舞弓、○七川-丸馬
戦評
前カードでは打撃力が光った両チームが広島で激突する。広島先発はブレイク、大阪先発は観月とドラフト1位対決となった。
ルーキー同士の投げ合い、最初に援護に成功したのは大阪。3回、栗林がスリーベースヒットで出塁して先制機を演出すると、打順はトップに戻ってカミュ。スライダーを強振すると、滞空時間の長い打球はあわやホームランという長打に。この当たりで栗林は悠々セーフ、打ったカミュも三塁まで到達するタイムリーヒットで先制点を奪う。しかしその後はスクイズ失敗などで追加点を奪えず、最少得点に終わる。
一方、力投するブレイクを援護したい広島は5回に観月を捉える。ツーアウトながら一・二塁のチャンスに4番・卜部。ストレートをセンター前へ運ぶタイムリーヒットを放ち同点とすると、その後満塁として月詠・藤瀬が連続タイムリーヒットで繋ぎ2点を追加。なお続く満塁機で今度は丸馬が押し出しのフォアボールを選択。この回4点を加え、ブレイクに勝ち投手の権利が転がり込む。
しかし大阪も負けじと6回、冴島がライトスタンドへソロホームランを叩き込んで1点を返す。この一発で反撃ムードを高めると7回、今度はツーアウト二塁のチャンスで先制タイムリーを放ったカミュ。ストレートを弾き返すと、打球は一二塁間を破るタイムリーヒットとなり一点差に追い上げる。そのカミュは盗塁を決めて二塁へ進み、同点のチャンスで2番・神崎。リリーフに入ったシカティッチのストレートを捉えると、打球はレフト付近へのライナー性の当たりとなる。しかしレフト・手銭がこれを後逸すると、ボールが転がる間に二塁ランナーが還り同点に追いつき、神崎も二塁へ。その神崎も続く森のタイムリーツーベースヒットで生還し、大阪が再びリードを奪い返す。
しかし広島もめげずにその裏、先頭の卜部がヒットで出塁し、代走・涼宮が盗塁をきっちり決め二塁へ。打席に先程タイムリーエラーを犯した手銭が入ると、大阪三番手・掛の真ん中よりのストレートに反応。しっかりと捉えた当たりはセンターの頭上を越える長打コースに。この一打で涼宮がホームへ還り、汚名返上のタイムリーツーベースヒットで広島が試合を振り出しに戻す。
追いつかれた大阪は8回・9回と三塁までランナーを進めるがいずれもあと一本が出ず無得点。広島も勝ち越し打は出ず、9回裏も連続三振でツーアウトランナーなし。このまま延長突入かと思われたが、不意に決着の時が訪れる。6番・月詠が馬殿のストレートを真芯で捉えると、センター方向への大飛球は飛距離をどんどん伸ばしていってそのままバックスクリーンへ。試合を決めるサヨナラホームランとなり、広島がカード初戦を制した。大阪は二度リードを奪うも終盤のチャンスを逃したのが痛かった。
責任投手・本塁打
[勝] |
七 川 |
1勝1敗 |
[S] |
|
|
[敗] |
馬 殿 |
1敗 |
[本] |
冴 島 |
2号 |
|
月 詠 |
3号 |
試合詳細
打撃成績
守備成績
投手成績
最終更新:2021年05月06日 02:50