スコア
シンデレラ・リーグ公式戦 大阪-福岡1回戦 阪神甲子園球場(大阪1勝)
福岡 000 032 000-5
大阪 030 100 11X-6
(福)木幡、宮苑、●大藤-皇后崎
(大)天花寺、掛、○川澄、S水野-川谷、千葉
戦評
ついに迎えた2022年シーズン。その大事な開幕戦、前年度2位ながらプレーオフ突破、そして日本一の下剋上を成し遂げた大阪。優勝からの日本一を窺いたい今年度の開幕投手には今年度ドラ1ルーキー・天花寺を大抜擢。一方、優勝から一転して最下位に沈んだ福岡は捲土重来を期すべく、こちらは昨年度ドラ1・木幡を開幕マウンドへ送り込んだ。
試合は昨年の下剋上の勢いが残っているのか、大阪が攻め立てていく。2回、フォアボールとヒットでワンアウト一・二塁のチャンスを作り7番・冴島。木幡のストレートを押っ付けて打ち返すと、逆方向への打球はグングンと伸びていってレフトスタンドの向こう側へ。先制の3ランホームランで開幕投手を任されたルーキーへ嬉しい援護射撃を送ると、4回には連続フォアボールで迎えたチャンスで再び冴島が今度はセンターへタイムリーヒット。1点を加えて福岡を引き離していく。
しかし5回、好投を続ける天花寺へついに福岡打線が牙を剥く。フォアボールと連打でツーアウトながら満塁として4番・鳴上。チェンジアップに反応すると、打球は左中間真っ二つの長打コースに。この一打が走者一掃のタイムリーツーベースヒットとなり、一気に一点差へ詰め寄ると続く6回、ランナー一人を置いて打席には天塚。やや甘く入ったストレートを見逃さずに仕留めると、ライトスタンドへ突き刺さる文句無しの2ランホームランとなり、試合をひっくり返すことに成功する。
逆転を許した大阪、しかし天花寺に、そして開幕戦に黒星は付けぬとばかりにすぐさま反撃を開始する。7回、継投に入った福岡投手陣に対して森がヒットで出塁すると、代走の小瀬村が盗塁を決めて同点のチャンス。これに川浦がライト前へのタイムリーヒットで見事に応えて同点。まず天花寺の黒星を帳消しにすると続く8回、今日大暴れの先頭・冴島がライト線へのツーベースヒットを放って勝ち越しのチャンスを作ると、ここで代打起用されたのはルーキー・千葉。その千葉が福岡三番手・大藤の真ん中に入ったスライダーを捉えると、打球は三塁線を破る強烈な一打に。この当たりで冴島がホームへ還り、大阪が再びリードを奪うと、最後は守護神・水野がきっちり三人で抑えて試合終了。
打撃戦となった開幕戦は大阪が一点差で勝利。冴島が猛打賞4打点の大活躍、そして同点タイムリーの川浦、決勝タイムリーの千葉とベテラン若手総出でもぎ取った勝利となった。
責任投手・本塁打
[勝] |
川 澄 |
1勝 |
[S] |
水 野 |
1S |
[敗] |
大 藤 |
1敗 |
[本] |
冴 島 |
1号 |
|
天 塚 |
1号 |
試合詳細
打撃成績
守備成績
投手成績
最終更新:2022年04月04日 00:13