2023年3月5日 東京-福岡オープン戦

スコア

オープン戦 福岡-東京 ANA BALL PARK 浦添(福岡1勝)
東京 000 200 031-6
福岡 000 008 01X-9
(東)カハナヌイ、●大野、海堂、城野、宇迦乃-草薙
(福)野留加、○大藤、沓掛、辻堂、大代-大下、小山内、斉藤

戦評

 オフシーズンの調整を終え、ついに迎えたオープン戦。福岡先発は熊本から移籍の野留加、東京先発はドラフト3位・カハナヌイと新戦力同士のマッチアップとなった。

 序盤は福岡・野留加、東京・カハナヌイともに譲らない投球。野留加は2回までノーヒット、3回のピンチも無失点で切り抜ける投球を見せれば、カハナヌイも毎回ピンチを迎えながらも要所は抑え、お互い得点を許さない展開となる。

 そんな中試合が動いたのは4回、東京は2本のヒットにデッドボールが合わさり、ツーアウトから満塁のチャンスを作ると、秋田・栗林碧がそれぞれショートへのゴロで内野安打を勝ち取り、2点を先制することに成功する。

 これで東京が試合の流れを掴んだかに見えたが6回、福岡が予想外の猛攻を見せる。ノーアウトからフォアボールと連打で満塁のチャンスを作ると、大下が二番手・大野のナックルカーブを捉えた打球はライト方向へ飛んでいくとそのままスタンドに到達する満塁ホームラン。4点を加えて一気に逆転すると、さらに代わった海堂から再び満塁のチャンスを作り打席にはHARUMI。チェンジアップを流し打ちすると、この打球もアーチを描くと失速することなくスタンドへ。この回2本目のグランドスラムでさらに4点を追加、福岡が1イニング2本の満塁ホームランという珍しいケースで一挙8点を奪い取る。

 するとこれが契機となったか試合は一気に荒れ模様となる。8回、東京はノーアウト二塁から、まず高遠が右中間を破る長打を放つと、二塁ランナー・沓掛は悠々ホームに還り、高遠も三塁を陥れる。さらに高遠を夢野がセンターオーバーのツーベースヒットで還すと、夢野も栗林碧のツーベースヒットの間に生還。長打攻勢で3点を返す。

 三点差に詰められた福岡はその裏、松波がソロホームランを放ち東京を突き放すが、東京も9回に草薙が一矢報いるソロホームランを放つなど、終盤は得点の取り合いとなる荒れた展開。それでも最後は2本のグランドスラムが効いた福岡が逃げ切り、オープン戦初戦を勝利で飾った。

責任投手・本塁打

[勝] 大 藤 1勝
[S]
[敗] 大 野 1敗
[本] 大 下 1号
HARUMI 1号
松 波 1号
草 薙 1号

試合詳細

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打撃成績

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守備成績

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投手成績

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最終更新:2023年03月15日 02:49