2023年8月9日 福岡-大阪6回戦

スコア

シンデレラ・リーグ公式戦 福岡-大阪6回戦 福岡PayPayドーム(福岡4勝2敗)
大阪 210 110 302-10
福岡 041 022 011X-11
(大)アキラ、小動、樋口、手銭、●馬殿-川谷
(福)木幡、H野留加、祝部、H大藤、○清水-大下、斉藤

戦評


 福岡先発は木幡、大阪先発はアキラ。

 試合は前節に続き大阪が早い回から仕掛けていく。初回、フォアボールとヒットでワンアウト一・二塁とすると、森がストレートをレフト前に運ぶタイムリーヒットを放ち早々に先制。さらにこの後満塁とすると、打席の鳴上に対して投じたストレートがデッドボール。押し出しで1点を追加すると、続く2回は犬養がライトスタンドにソロホームランを放ちリードを3点に広げる。

 しかし今日の福岡の反撃は直後の裏から始まる。三連打でワンアウト満塁のチャンスを作ると打席には大下。アキラのストレートに振り負けずに芯で捉えると、打球はセンターの頭上を遥かに越えてフェンスの上へ。このグランドスラムで福岡が一気に逆転すると、続く3回にも天塚がセンターにソロホームランを運んで追加点を奪う。

 この乱打戦は中盤からも継続。大阪は4回に鳴上がレフトスタンドにソロホームランを放つと、5回には二本のヒットでワンアウト一・二塁として稲瀬が三遊間を破るタイムリーヒットを放ち、試合は再び振り出しに戻る。
 と思いきや福岡は同点直後の5回、ツーアウト一塁から天塚が真ん中のストレートをバックスクリーンに運ぶ2打席連発のアーチを架けて再び2点リードを奪い、続く6回にはワンアウト一塁として野村・松波が連続ツーベースヒットを放って2点を追加。大阪とのリードは4点となる。

 ところが大阪打線も全く引かない。7回、フォアボールとエラーで掴んだワンアウト一・二塁のチャンスで鳴上。三番手・祝部のストレートをレフトスタンドへ叩き込む3ランホームランを放ち、再び点差は1に。しかし福岡もこのホームランをあざ笑うかのように8回、ツーアウト三塁から代打・エミーリアが四番手・手銭の失投を捉えて三塁線を破る強烈なタイムリーツーベースヒットを浴びせて1点を追加。二点差で試合は最終回に突入する。

 しかしその最終回でまさかの展開に。大阪は清水に対しツーアウトを奪われるがそこから三者連続フォアボールで満塁のチャンスが転がり込むと冴島の打順でまずバッテリーエラーが起きて1点、さらに冴島もスライダーを引っ掛けるも俊足を活かしてショートへのタイムリー内野安打を放ち、土壇場に同点に追いつく。
 そのまま裏を抑えて延長突入か、と思われたが裏の福岡の攻撃。先頭の緋崎が馬殿の代わり端のストレートを強振。レフトスタンドへの大きな飛球はそのままスタンドに飛び込むサヨナラホームランとなり、この乱打戦にもようやく終止符が。両チーム二桁得点の壮絶な試合は福岡の劇的な勝利で閉幕となった。

責任投手・本塁打

[勝] 清 水 1勝11S
[S]
[敗] 馬 殿 1勝2敗
[本] 犬 養 2号
大 下 6号
天 塚 8号
鳴 上 7号
天 塚 9号
鳴 上 8号
緋 崎 4号

試合詳細

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打撃成績

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守備成績

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投手成績

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最終更新:2023年08月10日 02:58