2024年4月7日 広島-札幌1回戦

スコア

マーメイド・リーグ公式戦 広島-札幌1回戦 MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(広島1敗)
札幌 023 000 010 2-8
広島 110 010 030 0-6
(札)唐澤、ヨナス、○水崎、S斉藤-当銘、上野
(広)竹中、小椋、日向、H関、●ルクレツィア-成宮、涼宮

戦評

 連勝を決めて混戦から抜け出したい両チーム。広島先発は竹中、札幌先発は唐澤。

 試合はいきなり荒れた滑り出しとなる。初回、広島は二本のヒットとデッドボールでノーアウト満塁のチャンスを作る。この場面でベイカーがカットボールを引っ掛けて併殺に倒れるが、三塁ランナーは生還し1点を先制する。しかし2回、札幌はツーアウト一塁で神崎に打席が回ると、変化球を捉えた打球はセンター方向へ。ぐんぐんと伸びるボールはそのままバックスクリーンへ届く逆転2ランホームランとなり札幌があっという間にリードを奪う。

 しかし荒れた展開はこの後も続く。その裏、広島はエラーで稲垣が二塁へ出塁すると、続く中桐がスラッシュを叩いてセンターオーバーのツーベースヒットを放ち、稲垣をホームへ迎え入れて同点に追いつく。だが札幌も3回、ツーアウトながら満塁のチャンスを作ると、小夏・紫藍緋が立て続けにタイムリーヒットを放って3点を勝ち越すことに成功、広島を突き放していく。

 慌ただしい序盤を抜けて中盤に入ると、若干試合が落ち着いてくる。竹中は立て続けにピンチを背負うが得点に絡む一打は許さず、点差を広げさせない。一方の唐澤も3回・4回と三者凡退で本来のピッチングを取り戻す。しかし5回、ツーアウトからマリオに投じたHスライダーがやや甘く入るとこれをマリオが逃さず強打。引っ張った打球はそのままレフトスタンドへ消えるプロ入り初アーチとなり二点差に追い上げる。

 札幌2点リードで迎えた終盤8回。札幌はワンアウトから礒江が三番手・日向のナックルフォークを捉えると、打球は左中間真っ二つの長打に。この一打で一気に三塁まで進んでチャンスメイクすると、続く豊川がライトにきっちり犠牲フライを決めて三点差。終盤で大きな追加点を挙げる。

 しかしその裏、ここまで食らいついてきた広島も意地を見せる。ツーアウトからベイカーが内野安打、代打・涼宮がレフト線を破るツーベースヒットを放ち二・三塁のチャンスを作ると、さらなる代打攻勢で地下を打席に送り出す。するとその地下が二番手・ヨナスのストレートをジャストミート。レフト方向に大きな打球が飛ぶと、ボールはそのままスタンドへ。代打策が見事に決まり、値千金の3ランホームランで広島が一気に同点に追い上げる。

 試合はそのまま延長戦に突入。しかし10回、札幌がチャンピオンチームの底力を発揮する。ワンアウトランナー無しで常磐に打席が回ると、五番手・ルクレツィアのチェンジアップを強振。センター方向へ大きなアーチを飛ばすと、ボールはそのままバックスクリーン右に消えるソロホームランとなり、札幌が三度リードを奪い取る。さらに礒江がヒットで続いて盗塁も決めると、次打者・栗林がセンター前ヒットを放って礒江をホームへ迎え入れ、大きな2点目が札幌に加えられる。勝ち越しに成功した札幌は最後を斉藤が三人でピシャリと締めて試合終了。延長までもつれ込んだ激闘は札幌が制して価値ある白星を挙げた。

責任投手・本塁打

[勝] 水 崎 1勝
[S] 斉 藤 1S
[敗] ルクレツィア 1敗
[本] 神 崎 1号
マリオ 1号
地 下 1号
常 磐 1号

試合詳細

+ ...

打撃成績

+ ...

守備成績

+ ...

投手成績

+ ...

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2024年04月09日 02:35