2024年4月10日 大阪-福岡2回戦

スコア

シンデレラ・リーグ公式戦 福岡-大阪2回戦 阪神甲子園球場(大阪1勝1敗)
福岡 400 010 120-8
大阪 302 020 12X-10
(福)坂崎、東和、沓掛、御剣、●祝部-小山内、比嘉
(大)守藤、H樋口、H柳、○川澄、S水野-川谷

戦評

 大阪先発は守藤、福岡先発は坂崎。

 前節では13得点を挙げた福岡だったが、今日もその勢いを初回に見せる。二つのフォアボールでワンアウト一・二塁として4番・HARUMI。守藤のストレートを捉えると、打球はセンター方向への大きな当たり。センターが追いかけるもボールは無情にもバックスクリーンに飛び込む3ランホームラン。4番の一発で福岡がいきなり3点を先制すると、この後アリシアがヒットと盗塁でチャンスを作って芹野がタイムリーツーベースヒットを放ち追加点。早々に4点リードを奪う。

 しかしこの日は一味違ったのが大阪。先制を許したその裏、二つのフォアボールと進塁打でツーアウトながら二・三塁とチャンスメイク。するとここから赤弘・川谷・嘉祥寺が怒涛の三者連続タイムリーヒット。ここで一気に3点を返しあっという間に一点差とすると、続く見せ場は3回。再び二つのフォアボールに今度は内野安打を混ぜてツーアウト満塁のチャンスを作ると、濱田がスライダーをレフト前に運ぶタイムリーヒットでまず1点を返して同点。さらに続く林田の打席で坂崎がシュートを引っ掛けてまさかの暴投。これでランナー一人が還って大阪が逆転に成功する。

 序盤からあちらこちらでスコアが動く試合展開は中盤以降にも伝播していく。福岡は5回、ワンアウト一・三塁から芹野がセカンドのタイムリー内野安打で同点に追いつくが、大阪はその裏、ワンアウト一・二塁と同点のチャンス。ここで嘉祥寺が変化球を捉えると、レフトへのライナーがライオネスのグラブを掠めてボールが外野を転々とする間に二塁ランナーが生還、ラッキーな形で勝ち越しに成功すると、なお続く二・三塁の場面で濱口がスクイズをきっちり成功させ、さらに1点を追加する。

 試合は終盤を迎えても点の取り合いが続いていく。7回には福岡が芹野のタイムリーツーベースヒット、大阪は赤弘のソロホームランが飛び出して1点を取り合う。続く8回、福岡はツーベースヒット・フォアボールでワンアウト一・二塁のチャンスを迎える。ここでアリシアが四番手・川澄のストレートを打ち返してサード頭上を越えるタイムリーヒットで一点差に。さらにこの後ツーアウト二・三塁として芹野がシンカーを打ち返して打球は一・二塁間へ。これを濱口が追いつくも一塁は間に合わず、三打席連続のタイムリーヒットとなって福岡が再び試合を振り出しに戻す。

 しかしここでも怯まなかったのは大阪。その裏、ヒットとフォアボールでこの日何回目かとなるチャンスを作ると、五番手・祝部のストレートを宮本・稲瀬がライト前へ流し打ちしてこれが連続タイムリーヒットに。大きな大きな2点を奪った大阪は、9回を水野がしっかり無失点で抑えて試合終了。打撃戦となったカード二戦目は、大阪が借りを返す二桁得点で福岡に勝利を果たした。

責任投手・本塁打

[勝] 川 澄 1勝
[S] 水 野 2S
[敗] 祝 部 1敗
[本] HARUMI 1号
赤 弘 3号

試合詳細

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打撃成績

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守備成績

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投手成績

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最終更新:2024年04月12日 18:11