2024年10月9日 札幌-大阪チャンピオンシップ第4戦

スコア

チャンピオンシップ第4戦 札幌-大阪 札幌ドーム(札幌1勝3敗)
大阪 121 300 001-8
札幌 012 001 000-4
(大)小動、H掛、○守藤、H阿佐野、H柳、H川澄、樋口-川谷
(札)●シンシア、釜石、西園寺、ヨナス、晋京-上野

戦評

 大阪が日本一に王手をかけて迎えた第4戦。本拠地での胴上げを阻止して逆王手と行きたい札幌の先発はシンシア、勝って3年ぶりの日本一に輝きたい大阪の先発は小動。

 試合は前3試合とは打って変わった展開でスタートする。大阪は初回、先頭の宮本がツーベースヒットを放ちいきなりチャンスを作ると、続く森がストレートに食らいついて一・二塁間を破るヒットを放つ間に宮本がホームへ生還、打者二人で1点を奪い取る。さらに続く2回はツーアウトながら満塁と追加点のチャンスに森・赤弘が連続で押し出しのフォアボールを選び、2点を追加する。

 一方で出鼻を挫かれた形となった札幌も3点を奪われた直後に反撃。ランナーを一人置いて神崎が打席に入るとスライダーを捉えた打球は右中間を真っ二つに破る長打を放つ。この一打で一塁ランナーが一気にホームへ還り1点を取り返す。

 しかし大阪は直後の3回、ワンアウトから川谷がストレートを捉えると、打球はセンター方向への大きな当たりに。センターが打球を追うもボールはフェンスを越えるソロホームランとなり、大阪が再びリードを3点に広げていく。

 だが札幌も負けじとその裏、相手のエラーを起点としてノーアウト一・三塁のチャンスを作ると、礒江がカットボールを流し打ちしたボールは左中間を深々と破る長打コースに。このツーベースヒットが走者一掃のタイムリーとなって一点差に追い上げ、さらにノーアウト二塁と同点のチャンスも継続する。しかし大阪がここで小動から掛へ継投すると、その掛が濱口の好守備もあって二塁ランナーを釘付けにしたまま3つのアウトを奪い、同点のピンチを見事切り抜ける。

 流れを完全に渡さなかった大阪は4回、ランナーを一人置いた場面で赤弘に打順が回るとストレートをジャストミート。センターへの大きな打球はそのままバックスクリーンへ飛び込む2ランホームランとなって再び点差は3点に広がる。さらに続く鳴上がリリーフに入った釜石のストレートをこれもバックスクリーンへ運ぶ一発を放ち、さらにリードを広げていく。

 早いイニングでの乱打戦もあって両チーム小刻みな継投を見せる中、後の無い札幌は6回に再び反撃を試みる。先頭の紫藍緋が回跨ぎの守藤の甘い球を捉えると、打球はライトスタンドへ一直線に飛んでいきスタンドイン。この一発で点差を3に縮めていく。

 点差を詰められた大阪は7回、8回と得点圏にランナーを進めてダメ押しを図るも相手の好守にも阻まれ追加点を奪えない。それでも9回、ツーアウト一塁から稲瀬が左中間を破るタイムリーツーベースヒットを晋京から放って大きな1点を追加する。そしてその裏、大阪はマウンドに樋口を送り込むと、その樋口が札幌打線を三者凡退に抑えてゲームセット。乱打戦となった第4戦は序盤の大量得点が功を奏した大阪が制し、2024年の日本一に輝くこととなった。

責任投手・本塁打

[勝] 守 藤
[S]
[敗] シンシア
[本] 川 谷
赤 弘
鳴 上
紫藍緋

試合詳細

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打撃成績

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守備成績

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投手成績

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最終更新:2024年10月10日 20:34