2025年4月27日 大阪-札幌2回戦

スコア

交流戦 大阪-札幌2回戦 阪神甲子園球場(大阪1勝1敗)
札幌 000 020 041-7
大阪 000 004 000-4
(札)シンシア、○鷹司、H水崎、S斉藤-上野
(大)アキラ、●マキシ・トワ、樋口、手銭-川谷

戦評

 大阪先発はアキラ、札幌先発はシンシア。

 試合の立ち上がりはアキラとシンシアの投手戦で進んでいく。大阪先発・アキラはピンチこそ抱えるが要所を納めて無失点ピッチングを披露すれば、札幌先発・シンシアは3回まで毎回ランナーは出すが二塁を踏ませない内容でこちらも得点を許さない。

 両先発の投げ合いが続く中で迎えた5回、ついにこの均衡が破れることとなる。札幌は制球に若干苦しむアキラから四死球と送りバントでワンアウト二・三塁のチャンスを作る。この場面で続く礒江がストレートを引っ掛けてファーストへのゴロとなるが、ホームへ突入した浦賀の足が本塁送球を上回って見事ホームへ生還。これで札幌が1点を先制すると、この後のチャンスで神崎がサードへのタイムリー内野安打で加点に成功。足を活かした攻撃でこの回2点を挙げる。

 しかし6回、大阪はツーアウトながら二つのフォアボールとルーナのヒットで満塁と反撃のチャンスを作る。すると川谷の打席で札幌バッテリーがまさかの捕逸を犯してランナー一人が生還、一点差に追い上げ尚も二・三塁と今度は一打逆転のチャンスが転がり込む。この好機に川谷がストレートを逆方向に弾き返すと、打球はライト線を強烈に破る長打コースに。これが走者一掃のタイムリーツーベースヒットとなり大阪が逆転に成功する。リードを奪った大阪はさらに逆転打を放った川谷を続く嘉祥寺がライト前ヒットでホームへ迎え入れて4点目を挙げ、リードをさらに広げていく。

 一転してビハインドを背負った札幌は二点差のまま終盤戦へ突入することとなる。しかし後が無くなりかけた8回、札幌は先頭の常磐が内野安打で出塁すると盗塁を決めて二塁へ。逆転へ向けての攻めの姿勢を見せると、続く森井が大阪二番手のマキシ・トワのストレートをレフト前へ運ぶタイムリーヒットで見事応えて一点差へ詰め寄る。このあと札幌は上野のヒットで一・二塁と再びチャンスを作り、打順はトップに返って坂城。やや浮いたストレートを完璧に捉えると、レフトへの大飛球はそのままスタンドへ消えていく逆転の3ランホームランに。ルーキーの値千金の一発が飛び出し、札幌がビッグイニング返しで再び2点のリードを奪うことに成功する。

 札幌は9回にも小夏のソロホームランで1点を追加して三点差とすると、裏の守備で満を持して斉藤がマウンドへ。先頭にデッドボールを与えるものの、最終的には三人で大阪の攻撃を抑えて試合終了。札幌が見事な逆転勝利でカード連敗を阻止する形となった。

責任投手・本塁打

[勝] 鷹 司 2勝
[S] 斉 藤 2S
[敗] マキシ・トワ 1勝1敗
[本] 坂 城 1号
小 夏 1号

試合詳細

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打撃成績

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守備成績

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投手成績

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最終更新:2025年04月28日 22:18