2025年7月20日 オールスターゲーム第1戦

スコア

オールスターゲーム 全マ-全シ1回戦 横浜スタジアム(全マ1敗)
全シ 103 000 030-7
全マ 202 000 110-6
(シ)藍川、H祝部、H石塚、Hマキシ・トワ、○豊川、H不知錐、S萱村-武田、丸山
(マ)八名瀬、小野、Hルクレツィア、H西園寺、H七海、●広瀬、斉藤-涼宮、姫島

戦評

 今年も開幕した夢の祭典・オールスターゲーム。マ・リーグ先発は八名瀬(横浜)、シ・リーグ先発は藍川(東京)。

 試合は初回からいきなり動く。シ・リーグはワンアウトからライオネス(福岡)がセンター前ヒットで出塁するとすかさず盗塁を決めてチャンスメイク。さらに続く丸山(東京)も野選から盗塁を成功させて二・三塁とチャンスを広げると、この場面で武田(名古屋)がスライダーを打ち返してレフトへの犠牲フライを放ち、1点を先制する。

 しかしその裏、マ・リーグも反撃に出る。先頭の七五三(熊本)がショート内野安打で塁に出ると、こちらも盗塁を決めて二塁へ。そして続く礒江(札幌)が野選で出塁後、盗塁を決めてみせて二・三塁とシ・リーグと同様の形でチャンスを作る。するとここからまずマリオ(広島)がカットボールを弾き返してライトへの犠牲フライを放ち同点に追いつくと、この間に三塁へ進んだ礒江を続く宮島(横浜)がレフトへの犠牲フライでホームへ迎え入れ、逆転に成功する。

 続く2回、シ・リーグは八名瀬の前に三者凡退に打ち取られて0点で終える。一方のマ・リーグは涼宮(広島)が内野安打から盗塁を決めてチャンスを作るが、後続が打ち取られてこちらも無得点で終了する。

 3回、シ・リーグはこの回から登板の小野(広島)に対し、ルーナ(大阪)・美咲(名古屋)の連打で一・二塁のチャンスを作ると、続くライオネスがスローカーブを捉えた打球はセンターへの大きな当たりに。これがフェンス直撃の長打となる間に二塁ランナーがホームへ還り同点に追いつく。なお二・三塁とチャンスが続く中、ツーアウトまで奪われるが、HARUMI(福岡)がストレートを捉えてセンター前へ運ぶヒットでランナー二人を還し、2点のリードを奪うことに成功する。

 だがマ・リーグもまた失点直後に反撃する。その裏、初回とほぼ同じ形で七五三・礒江の1・2番コンビが二・三塁と同点のチャンスを作り出すと、まずバッテリーエラーで七五三がホームへ還り一点差に。さらにマリオがストレートをセンター前へ弾き返すタイムリーヒットでもう1点を加えて同点に追いつく。畳みかけたいマ・リーグはこの後、宮島のヒットと左田のフォアボールで満塁とするが、ここは藍川が意地を見せてスリーアウトを奪い、同点で踏みとどまる。

 4回、シ・リーグは小野の前に三者凡退で攻撃終了。対するマ・リーグはこの回登板の祝部(福岡)から興楽(札幌)のフォアボールと礒江のヒットで一・二塁とチャンスを作るが、続くマリオのレフトへの打球は美咲のファインプレーに阻まれ、勝ち越しはならず。

 5回、シ・リーグは先頭の美咲がフォアボールを選ぶと、盗塁を決めて勝ち越しのチャンスを作るが、この回から登板のルクレツィア(広島)が後続三人を浅い外野フライで仕留めてピンチを脱する。その裏のマ・リーグは三番手・石塚(福岡)と対峙するが、ライオネス・美咲の好守備もあって三者凡退に打ち取られる。

 6回、シ・リーグは先頭のHARUMIが西園寺(札幌)の直球をレフト前に運んで出塁するが、後続が併殺とセカンドゴロに打ち取られ、結果三人で攻撃を終える。一方のマ・リーグもマキシ・トワ(大阪)から涼宮がフォアボール、七五三が猛打賞となるライト前ヒットを放ってチャンスを作るが、こちらもあと一本が出ず無得点で終わる。

 膠着状態の試合はいよいよ終盤へ。7回、シ・リーグは七海(広島)を相手にするが、七五三・小師(熊本)のファインプレーに阻まれ三者凡退でこの回の攻撃を終える。一方のマ・リーグは先頭のマリオが豊川(名古屋)の代わり端のカーブをレフト前へ運んで出塁すると、続く途中出場の京極(広島)のファーストゴロが野選を招いてチャンスが拡大する。ここでマ・リーグは山口(横浜)を代打で送り込むと、その山口がストレートを弾き返した打球が三遊間を破るタイムリーヒットとなり、勝ち越しに成功する。

 しかし直後の8回、勝ち越しを許したシ・リーグがすぐさま反撃する。この回登板の広瀬(横浜)からランス(東京)がライト前ヒット、丸山がライト線を破るツーベースヒットをそれぞれ放ち、東京勢が二・三塁と一打逆転のチャンスを作り出す。その後HARUMIがフォアボールを選び満塁とすると、続く下島(東京)が際どいストレートを見極めて押し出しのフォアボールを選び同点に。さらに続く満塁のチャンスで代打・天塚(福岡)がストレートをしぶとくレフト前へ運ぶと、このヒットでランナー二人が生還、2点を奪って再逆転に成功する。

 だが取られたら取り返すのが今日の試合。その裏、マ・リーグは不知錐(名古屋)から濱守(広島)・七五三がフォアボールを選んでチャンスメイク。その後併殺でツーアウト三塁となるが、この場面で途中出場の浦賀(札幌)がストレートを弾き返して三遊間深くへのタイムリー内野安打を放って1点を奪い、一点差へ追い上げる。

 点の取り合いになった試合はシ・リーグ1点リードのまま最終回へ。追加点が欲しいシ・リーグは斉藤(札幌)を前に赤弘(大阪)がセンター前ヒットで出塁するも、後続が凡退して無得点で終了。一方のマ・リーグは萱村(東京)から山口がフォアボールを選んで同点のランナーとして出塁するが、こちらも萱村を打ち崩せずに三つのアウトを奪われて試合終了。オールスターゲーム第一戦は打撃戦の様相を呈したが、シ・リーグが一点差で逃げ切りに成功した。


責任投手・本塁打

[勝] 豊 川 1勝
[S] 萱 村 1S
[敗] 広 瀬 1敗
[本]

試合詳細

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打撃成績

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守備成績

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投手成績

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最終更新:2025年07月21日 19:39