スコア
シンデレラ・リーグ 東京-大阪10回戦 明治神宮野球場(東京4勝6敗)
大阪 002 000 000-2
東京 000 000 000-0
(大)○羽田-柳ヶ瀬
(東)●五五一、樋口、柳生、フランシスカ-牛島
戦評
いよいよ優勝へとマジックが点灯した大阪と、昨季王者・東京の対戦。東京は最後の奇跡に賭けて、もう1戦も負けられない。
東京が昨季王者の意地を見せるか、大阪が勢いのまま初Vへとひた走るか。
東京は、今季ここまで0勝4敗(防御率6.93)と勝ちのない五五一。対する大阪は、防御率は2.80ながら1勝2敗の羽田。
1回表、大阪は五五一からいきなりカミュ、刺巻、又丸が3連打で無死満塁! 迎える打者は大阪の主砲・阪宮。絶体絶命のピンチを迎えた五五一だったが、ここで阪宮を空振り三振。そして続く鞘ヶ谷をゲッツーに打ち取り、大ピンチをなんと無失点で抑えた。
2回表も大阪はヒットを出すも併殺打。五五一、なんとかこの回も凌ぐ。
一方、羽田は1回・2回と三者凡退。対照的な立ち上がりの両者となる。
3回表、この回も大阪は1死からカミュ、刺巻が連打で1・3塁。ここで又丸が、ライト、セカンド、センターの間へ落ちる絶妙の一打! セカンドの早緒原とライトの相坂が交錯する間に、2者がホームイン。大阪が2点を先制する。
3回裏、4回裏と東京はようやくランナーを2塁に送るが、いずれも後続倒れて無得点。
5回裏も東京は2死3塁とするが、ここも後続倒れて得点ならず。好投・羽田の前に東京はホームが遠い。
6回表、大阪は2死から1・2塁とひさびさのチャンスを作るが、ここは五五一がしのいで得点無し。
7回表、東京は2番手・樋口がマウンドへ。しかし樋口は先頭の柳ヶ瀬にいきなりストレートの四球。さらに続くカミュが、初球ストライクを取りに行ったストレートを強打! 打球は左中間を破り、柳ヶ瀬が一気にホームへ向かうが、ここでセンターの秋田が強肩を活かしてバックホーム! まさにレーザービームの送球で、ホームアウト!
この後、大阪は刺巻のバントで2死3塁とするが、後続倒れて無得点。東京が好守備でどうにか2-0のまましのぎ続ける。
しかし、それを上回る投球を見せる羽田は。ランナーを出しても2塁には行かせない安定の投球内容で8回まで完封を続ける。
9回裏、粘りたい東京は、先頭の牛島がセンター前へヒット! そして続くライアンもレフト前へ巧みに運び、無死1・2塁! 最後の最後で、ようやくチャンスを作る。
しかし続く海老名はサードファールフライ。
東京はここで、代打・球磨川が登場するが、甘いストレートを力んで空振り三振!
最後は、秋田がこれも力んでストレートをキャッチャーファールフライに打ち上げ、ゲームセット!
終盤はバテた羽田だったが、気迫で投げ切ってプロ初完封! 防御率は2.23となり、坂崎(防御率1.93)に次ぐシンデレラ・リーグ防御率2位に浮上した。
なお、大阪のマジックは5に減少。大阪の貯金は6。
一方、引き分けを挟んでこれで6連敗となった東京、借金はついに7となった。
責任投手・本塁打
[勝] |
羽 田 |
(2勝2敗) |
[S] |
|
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[敗] |
五五一 |
(5敗) |
[本] |
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試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2014年08月18日 01:52