2015年3月1日大阪-広島オープン戦

スコア

オープン戦 大阪-広島 阪神甲子園球場
広島 000 030 100-4
大阪 100 000 100-2
(広)○桧山、H黒瀬、S十和田-高木、城下
(大)本庄、●八十嶋、馴馬、相川焔、川澄-ベティ、柳ケ瀬

戦評

 昨年のチャンピオンシップ以来となる両チームの対戦。その第2戦に先発・快投を見せた大阪の本庄に対し、広島は新戦力・桧山をぶつけた。

 1回表、本庄が広島打線に捕まり満塁のピンチを背負うが、遠野を三振に打ち取り踏みとどまる。
 一方の桧山、初回は幸先よく2アウトまで持ち込むが3番・カミュがストレートを一閃!引っ張った打球がスタンドインし、ワンチャンスをものにした大阪が1点を先制する。
 その後、序盤は互いに投げ合う展開が続く。本庄は何度か調子を崩しかけたが立て直し4回を無失点。桧山も被弾後はスムーズな試合運びで、高木の好リードもあり以降のヒットを許さない。

 5回表、大阪も有望株の八十嶋を送り出す。しかし課題のコントロールで苦戦すると、青木に死球。調子が出ないまま高倉に打席が回ると、今度は投球がど真ん中に…!右中間をまっ二つにするタイムリーツーベースによって、広島もワンヒットで追いつく。それでは終わらず、さらに次打者の伊達に対しても失投…!これをあっさりとツーランにし、広島が2点のリードを得る。
 中々ストライクが入らない八十嶋に対し広島は6回表にもチャンスを作るが、変化球を織り交ぜた投球を見せ今度は失点を回避する。
 するとその裏、今度はスタミナの落ちてきた桧山の投球が目に見えて悪くなる。ここぞとばかりに3連打で塁を埋め4番5番にチャンスを繋ぐが、阪宮・川浦共に落ちる球に翻弄され得点を挙げられない。

 チャンスを逃した大阪に対し広島は7回、救援の投手キャプテン・馴馬から先頭の渡辺が出塁すると茂部のバントで2塁へ。このチャンスに久住がレフト前へうまく落とすと、好走塁を見せホームイン!またしても一打で追加点を奪取する。
 7回の裏は大阪が攻め立てる。有谷のタイムリーで1点を返し、なおも同点のチャンスでバッターはこちらも野手キャプテンのダリア。だがこの終盤で桧山に130km/h越えのストレートが飛び出し、外野フライに倒れる。
 広島は結局8回途中で桧山を下げ、同じくドラフト上位の黒瀬と昨季セーブ王の十和田に継投。大阪打線に二塁を踏ませることなく終盤を凌ぎ切った。

 両軍登録野手を全て使い切ったこの試合、3人の投手で乗り切った広島は桧山がQSを達成。前年の主力野手陣が安定した成績を残した他、本庄から2安打を放った葦川が定位置獲得に向けて好発進となった。
 大阪は貧打と相手の走力に苦しめられた。個人成績に目を向けると、後半から代打で出場した佐屋木が2打席連続ヒットで観客を沸かせた。投手では本庄の他、相川焔、川澄が無失点で切り抜け実力を発揮した。

責任投手・本塁打

[勝] 桧 山 (1勝)
[S] 十和田 (1S)
[敗] 八十嶋 (1敗)
[本] カミュ 1号①(桧 山)
伊 達 1号②(八十嶋)

試合詳細

+ ...

打撃成績

+ ...

投手成績

+ ...

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2015年03月01日 17:50