スコア
オープン戦 東京-大阪 明治神宮野球場
大阪 000 314 000-8
東京 201 000 001-4
(大)川澄、Hアニス、○大和、馴馬、剣崎、上条、
相川焔-ベティ、柳ヶ瀬
(東)神波、●橘川、咲良、大藤、東田、柳生、エイブラムス、京良城-皇后崎
戦評
東西の雄による両チームの前哨戦。東京は昨年のエース神波が先発、打線には3日前に加入したばかりの小師が早速5番で起用された。一方の大阪も先発に川澄を抜擢し、4人のルーキーを上位打線に並べるなどオーダーだけで会場をどよめかせた。
注目の立ち上がり、大阪はカミュが出塁しルーキー達の打席が回ってくるが、花園が三振、右川が併殺と良くない出だし。一方の東京は2アウトから海老名、セナが繋ぎ小師に打順が回ると、川澄の豪速球をものともせず打ち返しレフトオーバー!鞘ヶ谷が処理にもたつく間に2人が生還し、タイムリーツーベースで2-0。こちらは対照的に采配が的中する。
3回は東京が相坂の好走塁からチャンス。ヒットで出塁し盗塁で2塁へ、さらに送りバントで3塁へと進む。この場面で海老名はグリップの底にボールを当てるイレギュラー。捕手・ベティの判断が遅れると、またもや相坂が快足を飛ばし一気にホームイン!鮮やかなクロスプレーで3-0と東京がペースを掴む。
しかし直後の4回、闘争心に火が付いた大阪が攻勢に出る。川浦が先頭で出塁し1アウト2塁のチャンスに持ち込むと、ベティが神波のチェンジアップを痛打!これが相坂の守るライト線を飛ぶスリーベースとなり、大阪が先刻の借りを返す形で1点を奪う。勢いづいた大阪は、続く阪宮もスリーベースを放ち2点目、その次の鞘ヶ谷も犠牲フライを決め3-3と一気に試合を振り出しに戻す。
互いに先発を下げ継投に入ると流れはさらに大阪へ。まずは5回、橘川からカミュがヒットで出塁。ここで大阪ベンチは盗塁、犠打と3失点目と全く同じ作戦を実行する。そして右川のサードゴロの間に本塁へ突入し、皇后崎の脇をすり抜けセーフ!故意か偶然か、目には目をというプレーで大阪がまんまと逆転に成功する。
6回には勢いそのままに3番手・咲良を崩しにかかる。まずは1アウト1塁から阪宮が引っ張った打球がスタンドイン!本日3打点目のツーランで東京から逆に3点のリードを奪う。また2アウト1塁の場面でも、カミュがオープン戦2号のツーランを放ち8-3、大阪が完全に突き放す。
一方の東京は代わる代わる起用される大阪の投手に適応できず、ヒットが繋がらない。9回になんとか1点を取ったが、追いつく事は出来なかった。大阪はこれで2連勝、東京はオープン戦ながら3連敗と厳しい状況に立たされた。
大阪は序盤こそ静かだったが、追撃をキッカケに完全にゲームを支配した。攻撃面では阪宮とカミュが得点源として機能。またリリーフ陣が6回分の長丁場を各被安打1以内に抑え本領を発揮、特にアニス、大和、馴馬がノーヒットと頼もしい姿を見せた。サプライズとなったオーダーでは、先発の川澄は3回3失点、ルーキー打線は併殺や三振が多く、どちらも物足りない内容だった。
東京は逆に中盤から相手の雰囲気に飲まれてしまった。序盤こそ随所にいいプレーが見られ、3回に3点差を追いつかれた神波や6回に4失点を喫した咲良も投球内容は悪くなかったが、今日はゲームコントロールで上回られた。ベンチは9回に3人の投手を起用し中継ぎを一斉テスト。次節からの八代監督の手腕に期待がかかる…!
責任投手・本塁打
[勝] |
大 和 |
(1勝) |
[S] |
|
|
[敗] |
橘 川 |
(1敗) |
[本] |
阪 宮 |
1号②(咲 良) |
|
カミュ |
2号②(咲 良) |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2015年03月15日 16:58