スコア
オープン戦 横浜-大阪 横浜スタジアム
大阪 101 000 000-2
横浜 002 000 80X-10
(大)剣崎、H八十嶋、●羽田、馴馬-ベティ、柳ヶ瀬
(横)○川浜、野村-透野、真中
戦評
横浜は前節の馬家に続き、川浜が満を持して最終戦に登場。2勝2敗と勝ち越しのかかる一戦となった大阪は、横浜時代のチームメイト・剣崎を先発に当てた。
1回表、横浜はセンターフライを三柴が落球し、2塁にランナーを背負ういきなりのピンチ。ここで右川がタイムリーを放ち大阪が1点を先制。さらに川浜は重厚な大阪打線に捕まり2アウト満塁にまで追い込まれるが、この場面は宇佐美を打ち取り追加点を与えず切り抜ける。
2回で早くも2巡目に突入した大阪の攻撃。3回には阪宮が川浜の高速スライダーを仕留めると、打球はバックスクリーンへ吸い込まれ2点目!ソロアーチが飛び出し、じわじわと差を広げる。
しかしその裏、横浜はアレックスが剣崎渾身のストレートを長打にし、1アウト2・3塁のチャンスで4番・豊川に巡ってくる。今度は剣崎がファーストゴロに持ち込むが、大阪守備は鞘ヶ谷がホーム転送に失敗し三塁ランナーの池咲が生還。1点差とすると、2アウト満塁から三柴が名誉挽回のタイムリー!この回2-2のイーブンに戻す。
同点のまま5回、大阪は剣崎を下げ八十嶋を送り出すと、2回を三者凡退に抑える上々の出来。一方川浜も中盤は出塁を殆ど許さない投球で、7回の1アウト2塁のピンチも有谷、アリシアを連続三振で勝ち越しは決めさせない。
勝負は7回裏、横浜ベンチが動く。3番手で登板した羽田から代打・宮本が出塁すると、その代走に新加入の山元を送り込む。その山元は俊足を活かし二塁、三塁へと瞬く間に連続盗塁に成功。この1アウト3塁のチャンスに監督のサインはスクイズ!池咲がこれを敢行し、見事3-2と横浜が逆転する。
2アウトとなったが、7回の横浜はここから怒濤の攻撃を仕掛ける。まずはアレックス、豊川の連打から伊達成がストレートを射抜くスリーラン!重ねて満塁にすると今度は戸塚が失投を逃さず一閃、グランドスラムで4点を追加し10-2!最後は8回に登板予定だった馴馬が緊急継投するほどの超ビッグイニングとなり、この終盤で大差をつける。
その後大阪は8回から継投に入った横浜・野村に手が出ず前半の2点止まり。横浜が奇策からの打者一巡で試合をものにした。
横浜は14安打を放ったが、うち8本が7回の攻撃によるものでかなり偏りがある。先発の川浜は7回2失点自責1の力投。7回の攻撃は鮮烈だが、全体を通してのゲームメイクは川浜の貢献度が大きいだろう。
大阪はその川浜に対し序盤押し気味に試合を進めたが、最終的にはヒット5本と貧打ぎみ。投手は先発の剣崎、初戦では不調だった八十嶋などが健闘したものの、羽田が今日は2/3回を8失点とノックアウトされ早期のシーズンへ向けた調整が望まれる。
責任投手・本塁打
[勝] |
川 浜 |
(1勝) |
[S] |
|
|
[敗] |
羽 田 |
(1敗) |
[本] |
阪 宮 |
2号①(川 浜) |
[本] |
伊達成 |
1号③(羽 田) |
[本] |
戸 塚 |
1号④(羽 田) |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2015年03月30日 00:01