スコア
オープン戦 広島-熊本 広島メモリアルスタジアム
熊本 400 000 011-6
広島 010 000 000-1
(熊)○牛島、H狛、H小村、牧野、真壁-四五七、猪狩
(広)●花井、松永、小野塚-城下
戦評
ここまでオープン戦全勝の広島は先発にベテランの花井をオーダー。対戦相手は3勝1敗と好調な熊本、先発には現在上り調子の牛島を抜擢した。
1回表、打倒広島に燃える熊本は横川がヒット、水沢がセーフティーバントを成功。さらに姫ノ島のセカンドゴロを今日から戦線復帰のメリッサが二塁へ送るが、水沢を刺せずノーアウト満塁。4番・武雷の打席で勝負を迫られた花井はストレートが高めに浮き、これを流し方向へあっさりと運ぶグランドスラムで4-0!上位打線の活躍で序盤から試合が大きく動いた。
一方の熊本、牛島のストライクがうまく入らず初回から2アウト満塁のピンチ。相手は前節決勝打を放った遠野だが、ここで気迫を見せ投球にキレが戻ると味方守備もこれに応え、この回は無失点。
2回裏、広島は渡辺が出塁し盗塁で得点圏へ。ここで城下がライト前タイムリーを放ち4-1。得意とする攻撃パターンで一歩差を詰める。
しかしここからの1点が遠い広島、中盤戦はスコアが動かず。ランナーこそ出すものの併殺でチャンスを手放し、5回にはまた渡辺が出塁したが、二度目の盗塁は失敗に終わる。さらに6回は2番手・狛から伊達がヒットを放ったが、1塁ランナーの宮瀬がオーバーランで3塁アウトと、積極走塁が裏目に出始める。
7回裏、熊本の投手はこちらも今日が初出場となる小村。ここでも広島は1アウト1・2塁のチャンスを作り攻め急ぐが、代打の葦川は三振、また宮瀬のセンター前ヒットに渡辺が本塁へ突っ込むが、ここもセンターに入っていた葛木が自慢の肩で勝り結局得点できず。
逆に広島の3番手・小野塚が登板直後の8回、熊本は2アウトから姫ノ島が追加点のホームランを放ち5-1と再び4点差。小野塚は9回にも1アウト満塁のピンチを背負い、井内が大きな当たりを放つ。芝原がなんとかキャッチし犠牲フライの1点にとどめたが、これがダメ押しの6点目となった。
熊本は8回、9回も牧野、真壁がそれぞれ無失点で抑えて6-1で勝利。ライバル・広島の5連勝を目前で阻止し、熊本自身も4勝1敗と好成績を収めた。
熊本は全体的に投手陣が踏みとどまった。先発の牛島は5回1失点で、2戦目での炎上の負け分を完全に取り戻した。狛と小村はややラッキーだったが、後続も無失点のピッチングが出来たのは大きい。先手必勝を体現するかのような初回での大量得点も、競り合いに強い広島に対しての勝因となった。
広島は熊本と並んで二ケタ安打を放ったが、勿体ない形でのアウトを熊本に拾われてしまった。野手はスタメンの宮瀬と渡辺が全打席で出塁、投手はようやく初登板の松永が1回無失点でアピール。また先発の花井は6回4失点。1回ノーアウトからのホームラン献上があまりに痛かったが、2回以降は徐々に安定感が戻った。
責任投手・本塁打
[勝] |
牛 島 |
(1勝1敗) |
[S] |
|
|
[敗] |
花 井 |
(1敗) |
[本] |
武 雷 |
1号④(花 井) |
[本] |
姫ノ島 |
1号①(小野塚) |
試合詳細
打撃成績
投手成績
最終更新:2015年03月30日 00:07