2015年8月9日福岡－大阪13回戦

スコア

シンデレラ・リーグ　福岡－大阪13回戦　福岡ヤフオク!ドーム（福岡７勝６敗）
大阪　０００　０００　０００　５－５
福岡　０００　０００　０００　０－０
（大）大和、Ｈ馴馬、Ｈ長良、○沢渡、上条－柳ヶ瀬、ベティ
（福）野崎、Ｈ宇佐美、Ｈ猪狩、Ｈ堀江、●持村、力田－二神

戦評

　優勝のためにはもう後がない3位福岡は野崎が、6連敗からの再浮上を目指す2位大阪は大和が先発でスタート。熾烈な戦いとなった。

　初回から大阪、福岡ともにチャンスを演出するも、中軸が倒れ得点機会を逃す。その後2アウト満塁や1アウト2塁といった好機を迎えるもあと一打が遠く、両先発6回無失点で切り抜ける。

　継投に入っても両軍の打線は決め手に欠け、ゼロ行進が続く。福岡は宇佐美豊、猪狩、堀江が、大阪は馴馬、長良、沢渡が9回までを繋ぎ試合は延長戦へともつれこむ。

　10回表、リリーフの残り少ない福岡は5番手に持村を投入。ルーキーの踏ん張りに賭けるが、先頭のアリシアの三塁打から続くカミュが前進守備の一二塁間を破りタイムリーヒット、大阪がついに先制する。

　更に大阪は代打・佐屋木を投入し畳み掛ける。明らかな動揺が見られる持村から抜け球をかっさらい1号スリーラン、更に守備から途中出場の球磨川も続けざまに1号ソロを記録、福岡は重すぎるビハインド5点を延長戦で背負い、試合が決した。

　敗戦した福岡は残り6試合で全勝しても18勝21敗1分に留まり、既に18勝2分の首位東京に届かないことからシンデレラ・リーグ優勝の可能性が消滅。一方大阪は沢渡の1勝目に1号ホームランが2本と初物づくしで1ヶ月ぶりの勝利。東京とのゲーム差が2.0に縮まり、直接対決3戦を残す東京のマジック点灯阻止に成功した。