2015年8月30日横浜－広島12回戦

スコア

マーメイド・リーグ　横浜－広島12回戦　横浜スタジアム（横浜７勝５敗）
広島　００３　０００　００２　００１－６
横浜　０１０　１００　０１２　００2X－７
（広）関、Ｈ黒瀬、Ｈ白石、松永、十和田、Ｈ石井、●アレッタ－城下
（横）川浜、小坂、善行寺美、Ｈサンダース、釜石、○佐々羅－透野

戦評

　ペナントレースはいよいよ大詰め。首位広島と2位横浜の直接対決は残り3戦、広島はこの試合に引き分け以上でマジックが点灯する。

　天王山を任された先発は横浜・川浜、広島・関。先に試合を動かしたのは横浜、2回に女房役・透野がタイムリーで1点を獲得する。広島は3回、芝原がタイムリーツーベースで同点とすると、続く葦川がツーランをお見舞い。川浜の乱調を見逃さず3点を挙げる。

　横浜は4回、レフト・青木の落球でノーアウト2塁の好機。豊川のタイムリーできっちり1点を返す。その豊川も直後5回に落球しピンチを招くが、川浜の快投で難を逃れた。攻めあぐねる広島は関を5回で下げ継投で守りに入るも、横浜は8回に4番手・松永から代打・善行寺晴がスリーベースを放ち、宮本のタイムリーで同点に追いつく。

　ここから試合は更に白熱。9回、広島は3番手・善行寺美を攻め、代走・メリッサの好走塁と葦川のタイムリーで2点を勝ち越す。決着あったかに思われたが、広島はその裏の5番手・十和田が不調。横浜は代打・囲と戸塚の連打でビハインド2点を返済し、土壇場で延長戦へ。

　同点で迎えた最終12回、1アウト2塁のチャンスを作った広島は高倉のタイムリーツーベースで欲しかった1点を奪う。勝利目前の広島は7番手・アレッタが2イニング目を務めたが、この続投が誤算。制球が定まらず四球でランナーを出すと、3番・アレックスが直球を見事に一閃！バックスクリーンへのサヨナラアーチを決めた。

　横浜は自力優勝の可能性を残す逆転勝利。12回のピンチに登板し、追加点を食い止めた6番手・佐々羅が今季初白星を手にした。広島は3度あったリードを生かせず、掴みかけた勝利を逃す形となった。