2015年9月13日広島－福岡3回戦

スコア

リーグ交流戦　広島－福岡３回戦　広島メモリアルスタジアム（広島２勝１敗）
福岡　０００　０００　１００－１
広島　００１　０１０　００Ｘ－２
（福）●小板橋、堀江－二神
（広）○赤田－城下

戦評

　前節点灯したマジックナンバーはわずかに2。優勝が目前となった広島は本拠地の声援を背にチームの柱・赤田をマウンドへ、対戦相手の福岡は小板橋が先発した。

　初回は両投手三者凡退と順調な立ち上がり、非常に締まった試合となる。スコアが動いたのは3回、ノーアウトから青木、高倉の連打でランナーを溜めると2アウトからは宮瀬が繋ぎ満塁。緊張感が漂う中葦川が四球を選び、押し出しで広島が1点を先制する。

　1点リードを許した福岡は5回表、ノーヒットで1アウト1・3塁と同点さらには勝ち越しのチャンスを作る。しかし、ここは赤田が海月をショートフライ、二神をピッチャーフライに打ち取る好投、福岡はこの千載一遇の場面で得点できない。

　ピンチを切り抜け流れを手にするのは広島。その裏、先頭の高倉が出塁し遠野のバントでランナー2塁。ここでバッターは今日なんと3番で起用された藤瀬。中央に入ったストレートを芯に当てると、センターの頭上を超えタイムリーツーベース！前年のチャンピオンシップでも決勝点を挙げた勝負強さを持つ切り札の一打で、点差が2点に広がる。

　試合はそのまま終盤に入り7回、福岡は守備が乱れる広島から1アウト1・3塁とし高倉のタイムリーエラーで1点を返上、後わずかまで迫る。しかし反撃もここまで、この回は二神と金色、8回は風間がチャンスで凡退。あと一歩赤田を捉え切ることができず1点が遠かった。

　9回表、赤田が代打・久万野をチェンジアップでライトフライに打ち取り、最終回は期待に応える投球で完投勝利を達成。同日行われた試合で横浜が敗れたため、広島の2年連続となるマーメイドリーグ優勝が決定した！赤田は5・7回以外はピンチを作らず、9回1失点自責0と上質なピッチングで節目の5勝目を挙げている。