2015年10月11日福岡-東京14回戦

スコア

シンデレラ・リーグ 福岡-東京14回戦 福岡 ヤフオク!ドーム(福岡3勝10敗1分)
東京 010 102 002-6
福岡 013 211 01X-9
(東)●大藤、咲良、柳生、橘川、京良城、エイブラムス、佐藤-碓氷
(福)○坂崎、堀江、宇佐美、猪狩、御剣-二神、五五一

戦評

 東京にとっては勝てば文句なしのリーグ優勝、引き分け以下なら他力本願となる正念場。この決戦で東京はルーキー・大藤の先発起用を選択、福岡はここまで未勝利かつ7敗と大スランプ中の坂崎をここで送り大きな賭けに出た。

 先に試合を動かしたのは東京。2回表、セナと乙川の連打でチャンスを作ると、2アウトから碓氷が先制のタイムリーを放つ。だがその裏、福岡は2アウト3塁から二神がセンター前へタイムリーを運び同点、この優位は保てない。

 初回から大藤はピンチと隣り合わせの投球が続き今度は3回表、2アウト1・2塁から風間がタイムリースリーベースを打ち2失点。これを見てベンチは咲良へのスイッチを決断するが、これも実らず日野のタイムリーで福岡は4点目。東京がこの回で3点のビハインドを背負う。

 坂崎は得意球の神風を節し、直球と横方向を軸にする投球で5回自責1と試合作りに貢献。4回には敷島の悪送球で2失点目を喫するというオチもついた。その敷島は直後の攻撃でツーランを放ち、差をさらに広げている。

 両軍リリーフに移行後はスコアプレーも増加。福岡が5回に鏡寺のタイムリースリーベースで1点を追加すると、東京は6回に碓氷がツーランで追撃。しかしその裏には古宿のタイムリーで再び福岡が突き放し、逆転の流れを断った。

 東京は途中他会場の結果で既にリーグ優勝を決めていたためか、長峰、東田らによる継投パターンは使われず。この試合は4本もの三塁打を放った福岡が乱打戦を制したが、大阪が熊本に敗れたため東京が勝率差で逃げ切り、2年ぶりのリーグ優勝を果たした。


 福岡が8回に起用した今季退団の猪狩律は今季自己の持つ記録を塗り替え、3年連続となる最優秀中継ぎのリーグ記録を更新。野手は敷島が昨年に続き盗塁王を獲得した。東京は相坂(最多安打)、セナ(打点王)、長峰(セーブ王)とPGBではお馴染みの面々がタイトルを手にする中、2年目の星菜がキャリオンと共に最多勝、また最優秀防御率では1.49という非凡な成績を叩き出し堂々の受賞となった。

責任投手・本塁打

[勝] 坂 崎 (1勝7敗)
[S]
[敗] 大 藤 (2勝4敗)
[本] 敷 島 5号②(咲 良)
碓 氷 5号②(堀 江)
セ ナ 7号②(御 剣)

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2015年10月13日 18:20