2015年10月11日熊本-大阪4回戦

スコア

リーグ交流戦 熊本-大阪4回戦 藤崎台県営野球場(熊本3勝1敗)
大阪 102 001 000-4
熊本 202 502 10X-12
(大)●羽田、上条、馴馬-柳ヶ瀬、阪宮
(熊)○曙川、ナージャ-猪狩

戦評

 優勝のためには引き分け以上が絶対条件の大阪。タイトルホルダー有力の本庄を中4試合で欠く中、大一番の先発に羽田が回った。一方藤崎台で待ち構える対戦相手の熊本は、最多勝が賭かる曙川を先発起用した。

 1回表、大阪は1番・アリシアが曙川のカットボールを一閃すると、ライトポール際へスタンドイン!アリシアはなんと今季3度目の先頭打者ホームランで、まずは大阪が先制。

 幸先良く迎えたが1回裏、1アウト2塁で羽田は姫ノ島への甘いストレートを弾き返されタイムリーツーベースを被弾すると、大塚にもセンターへのタイムリーを浴び2点目、一瞬にして逆転を許す。

 大阪は3回表、曙川がアリシアを警戒して塁に出すと、今度は3番・阪宮が本塁打王に届く8号目のツーランを左に突き刺し、2-3と逆転。しかしこのリードも束の間、裏に熊本打線がクリーンナップに回ると武雷、大塚の連続タイムリーで再び4-3と勝ち越される。

 デッドヒートが崩れたのは4回裏。先頭・天羽の飛球をダリアが弾くエラーで熊本に追い風が吹くと、キャプテン・横川が右中間を割るタイムリースリーベース、続けて今季退団の井内もタイムリーで3点差。ここで代わった2番手・上条からも同じく今季限りの猪狩司がツーランを放つなど、熊本がこの回5得点を挙げた。

 遠く離された大阪は6回に川浦のソロで1点を返すのが精一杯。3番手・馴馬が古巣相手に絶好調の姫ノ島に4安打目のタイムリーを浴びるなどリレーも機能せず、8、9回は最終登板のナージャに2イニングを抑えられ12-4でゲームセット。大阪は東京のマジックを自ら減らし、リーグ優勝を逃した。


 この試合で熊本の水沢が4回裏、ビッグイニングの最中に15個目の盗塁を記録し葛木と並んでの盗塁王を獲得。投手陣では無事最多勝を手にした曙川を含め、新多(最優秀防御率)、狛(最多奪三振)、真壁(最多セーブ)、小村(最優秀中継ぎ)と熊本がタイトルを総なめにした。大阪は本庄が最多勝と最多奪三振で2冠、打線では阪宮が首位打者など3つのタイトルに加え、この試合で鞘ヶ谷と同数での本塁打王も受賞した。

責任投手・本塁打

[勝] 曙 川 (5勝)
[S]
[敗] 羽 田 (1勝4敗)
[本] アリシア 7号①(曙 川)
阪 宮 8号②(曙 川)
猪 狩 3号②(上 条)
川 浦 5号①(曙 川)
大 塚 2号①(馴 馬)

試合詳細

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打撃成績

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投手成績

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最終更新:2015年10月13日 18:30