バタースカル牧場

解説

ファンダリンからトライボア街道を北東に進んで、丘陵地にさしかかるとバタースカル牧場が見えてきます。
街道沿いにはコニーベリーの町の廃墟がありますが、無人で不気味なほど静まりかえっています。
トライボア街道の北側の、2つの丘に挟まれた牧草地とトウモロコシ畑が、かつてバタースカル牧場があった場所です。
オークの襲撃により牧場の者の多くが殺され、母屋は略奪者の新たなアジトとして使われていました。
特別な雌牛の良質なミルクと頭蓋骨の型で作るバタースカルは牧場の名物でしたが、加工所であった納屋も今は焼け落ちて、見る影もありません。
トライボアの町のもと保安官のアルフォンス・”ビッグアル”・カラゾーンは牧場主として第二の成功を収めましたが、その栄光はオークに全て奪われてしまいました。
現在はファンダリンで再出発をしています。

事件

町長はオークの襲撃を受けたバタースカル牧場へ、素早く救援隊の派遣を決定しました。
出発間際の冒険者たちに支援の名乗りをあげたのは、ファンダリンの名士でもある女主人ケリン・オールダーリーフでした。
ケリンは友人であるアルフォンスを生きて連れ戻してほしいと、全員分+1頭分の馬の貸与を申し出ます。
道中同じくオーク襲撃の報を聞いて駆けつけた巡回騎士のベスが合流し、騎兵隊はバタースカル牧場へと急行。
渦中の牧場からオークは引き上げておらず、母屋は拠点として制圧されていました。
オーク狩猟団は多勢でしたが、生存者確認するのを優先にオークを掃討したおかげで、地下から負傷したアルフォンスを救出することに成功します。
アルフォンスはオークへの復讐と、牧場に対する責任感でこの地を離れるのに難渋しますが、雌牛のペチュニアを冒険者が見つけてきてくれたことへの感謝から、旧友ケリンが待つファンダリンへ向かったのでした。

NPC

アルフォンス・”ビッグ・アル”・カラゾーン(牧場主)負傷したヒューマンの男性

ペチュニアがいなければあのバターは作れなかった。またやり直せって思し召しかもしれん。
みな灰になってしまったが、俺の復讐心はサラマンダーの炉のように燃え上がっているぞ。
これがバタースカルだ。うまいゾ!

ベス(巡回騎士)カウガールなヒューマンの女性

所かまわず火をつけた上に家畜は散り散り。まったく奴らときたら。
いい牛だ、大切にされていたのがわかるよ。牛一頭いれば豊かな生活を約束してくれるからね。
オークは狩りの後に長居しないはず。奴ら最初からここをアジトにするつもりだったのかも?

最終更新:2023年03月30日 07:12