神威合身(しんいがっしん)/ポゼッションドライブ

遥か昔に失われ、黄泉坂の一族によって近年発掘された、契約者にとっての秘奥とでも言うべき技術。
契約モンスターと一時合身(融合)し、その力を極限まで引き出すというもの。
体力や精神力の消耗が激しく、長時間の合身は不可能だが、その効果は莫大なものとなる。
また、この状況下でのみ使用可能な能力も存在する。
神威合身時は個体差にも寄るが、体の一部、或いは全身が、契約モンスターのそれに近い形で変異する事が多い。

契約者と契約モンスターの属性及び性格的な相性が良好でなければ、決して使用は出来ない。完全に相性の合致する契約というものは稀であり、コレを扱える者は極めて少ない。また、この能力そのものを知っている者が少ないのも、使い手が殆どいない理由。
生前、『連盟』側に所属していた黄泉坂黒猫の両親から技術提供を受けていた為か、『連盟』側の何人かは神威合身を使用可能。
『同盟』側の者達に関しては、何らかの形で情報が渡ってしまったか、使用出来る者がごく小数いるらしいのだが……。
魔剣使い魔人化に近いが、相性次第では魔剣使い魔剣以上の力を解放する事が可能。

過度の使用は、契約モンスターとの精神と肉体の結び付きを強くし過ぎてしまい、合身していない状態でさえ、人間以外の形へと変質したり、精神が侵されてしまい暴走する危険性がある。最終的には契約モンスターと完全に融合してしまう危険性も……。
そうなってしまって尚、自我を維持できる者は稀。大抵は災厄をもたらすだけのモンスターと化してしまう。
これを『忌獣化』と呼び、これによって発生した忌獣と呼ばれるモンスターのその力は、成る前の時と比べて、遥かに凌駕する。

現時点では推測でしかないが、かつてこの技術が失われた理由は、忌獣化をしてしまう契約者が多数発生した為、技術そのものが封印されたからではないかと言われている……。

※なお、二つ呼び名があるものの、実際は内容が変わる訳ではない。

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最終更新:2007年10月29日 20:43