冬獣夏草
種別:植物/菌類
属性:草・毒
解説
主に高地や砂漠地帯の、水分の少ない地域に生息する危険な菌類。
夏場はキノコの姿で過ごし、冬場になると粘液状の胞子を周囲に撒き散らし、そのまま枯れてしまう。
撒き散らされた胞子は一帯を這い、動物の死体等を見つけてはそれらの中に入り込み、筋組織や内蔵を喰らって乗っ取る性質を持つ。
彼等に乗っ取られた死体は、彼等に苗床にされつつ、あたかもゾンビの如く徘徊し生者へと襲い掛かる。
尚、この場合ゾンビと違うのは、ただの死体のフリをする程度の知能を持ち合わせる事と、菌の集合体である触手を幾つも持ち合わせる事。
彼等は繁殖の為に生者へと襲い掛かり、その触手を以って獲物の各所から体内に入り込み、多量の粘液状胞子を送り込む。
胞子を植えつけられた対象は十数時間程度は普通に過ごせるが、それ以降は胞子から排出された猛毒により蝕まれ、殆どの場合は異常な発熱と悪寒に襲われて程無く死亡してしまう。無論、死亡した被害者はそのまま冬獣夏草の苗床となり、生者へと襲い掛かる
モンスターと化す。
尚、被害者の体内に送り込まれた胞子は2~3日間しか毒素を出し続けられず、また、冬獣夏草の菌は生きている体組織は食う事が出来ない。よって、治療の際は毒素を中和する薬湯を一日2回の頻度で服用させ続ければ、後は被害者の体力が回復するのを待つばかりとなるのである。
最終更新:2008年02月05日 23:36