識典礼装(シキテンレイソウ)

一種の超能力。己が魂に刻まれた特異性そのものを、世界に接続する事で具現化し、現実として形と為す力。
カテゴリー的には学問の分類に入る為に魔術のそれに近く、学べば誰でも発動できるようになるが、魔術以上に資質に左右される分、出来る事が少ない為に、実情として汎用性は低い。ただし魔術のように起動ワードを必要としない為、発動速度と言う点では圧倒的に有利。
通常、一人につき一つか二つ程度までしか能力として発現は出来ない。

大別すると以下の三種の分野となり、その三種の中で違いが出てくる。
二種以上の複合パターンも存在するらしいが……?

  • 『武装』
己が魂の一部を武装と成す分野。武器そのものの形状は様々で、意思や精神状態によって威力、強度が変動する。
モノや術者によっては、上位の魔剣すら折り砕く程の威力と強度を発揮する。
具現した武装が能力を持つ事は稀。
霊素子が完全結晶化しており、更に周囲の物質との混合状態で『魂』の一部とは定義されぬ為、『魂殺し』の特性を持つ武装と打ち合える。

  • 『現象』
己が魂を世界と共鳴させ、現象を起こす分野。
任意の箇所に、術者と親和性の高い現象を発生させる事が可能。その威力は基本、術者の精神力に左右される。
魔術のように詠唱を必要としない為、発動速度は思考速度がそのまま反映される。
任意地点での現象発生は可能だが、物体(生物等も含む)と座標が重なる位置での現象発生は原則として不可能。
霊素子の結晶化、具現が『武装』に比べて緩い為、『魂殺し』でキャンセルさせられる事が多い。

  • 『従者』
己が魂の一部を、一種の使い魔として形を与えて具現化する分野。実は一番レアリティが高い能力。
具現化した『従者』は幾つかの特殊能力を持つ事が多く、それ単体でも極めて強い。
ある程度は自我を持ち、大抵は術者の意思で行動するが、状況次第では勝手に動く事も多い。
ただし『従者』へのダメージは術者にフィードバックする為、実質上リスクが大きい。
己が魂そのものの分身を具現化する為、『魂殺し』の武装とはすこぶる相性が悪い。

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最終更新:2008年03月31日 16:41