名前
本名不詳。一説では異世界からの流浪人であって、空間転移の際に記憶を失ったのではないかとされている。
よって、渾名で呼ばれる。
「仮面紳士」「完殺の退治屋」「歪世界からの使者」「悪魔王の隠し子」エトセトラエトセトラ……(百以上あるとされている)
性格
常に仮面を付けている。バリエーションは結構あるらしい。
空間転移に伴う記憶障害によってか、いわゆるエキセントリックな性格をしている。
基本的にまともな会話を成立させるのは困難と考えたほうがいい。
ただし、ある程度ビジネスライクな精神も持ち合わせていたりと、表裏を使い分けているのではないかと思われる性格。
戦闘能力
時空を操る能力に長ける。重力制御、空間圧縮、時間操作などが代表的。
また、技巧剣と身体に装着した兵装を使った近距離戦闘を得意とする。
主装備
「インヴィジヴル」
技巧剣にして魔剣。そして同時に攻性鎧という装備品一式。
無敵の名を冠するが、本来の名前は不明。
剣の部分に搭載されているコンピューターには高性能AI「Charon」が内蔵されており、コミュニケーションをとっている。
扱う側とは対照的に非常に理知的で冷徹。事務的な存在である。
剣は、二つの剣が一つに纏まった形であって二刀流と一刀流が使い分けられる。
また、長身銃の銃身が内蔵されており、トリガーを引くことによって発砲。遠距離攻撃、斬撃後の追撃及び斬撃時の利刃効果が望める。リボルバー方式を採っている。
更に、ロケットエンジンじみた推進機構も内蔵しており、手持ちの部分のハンドルを捻ることでバイクをふかすかのごとく内燃機構を作動させ、爆発的な推進力と攻撃力を得ることが可能になっている。
鎧の手甲足甲部分にも噴射口があり、そこから推進力を持った体術を繰り出すことも可能になっている。
屈伸状態から、鎧全部分の噴射口から爆炎を放ち、螺旋状に回転しつつ繰り出す昇竜拳よろしくなアッパーなんかもできる。
過去・正体
現存する最古の世界破壊者の一人。正確には未遂。
その永遠性故に断ち切れぬ人の業を救済するためには、世界の持つ「檻(抽象概念の一つ。人を人として縛り付けるモノ。いうなれば、放っておけば空に飛んでしまう風船を地上にとどめる紐的存在)」を壊さなければならないという思想の元、世界の「檻」を司る神々に挑む。
しかし、最後の最後で救うべきはずだった「人の業」によって敗北する。
彼自身は生き延び、無残に散っていった配下に対して自らの「業」を償うべく自害を試みるが、神々の「呪い」によって自害を封じられる。
自ら死す事の叶わなくなった身を呪い、自らの「業」を断ち切ってくれる存在を求めて次元を超える流浪の旅を続けてきた。
その際に、過去の記憶などを代償に支払っているため、記憶障害が生じている。
記憶障害を起こす以前の固有能力は「自分固有の法則の中で戦う」力。時空間操作系能力の起源能力でもある。
人工知能「Charon」は、神々との戦争の際に死んでいった仲間のうちの一人が作り上げた一品。
訪れるであろう敗北を察知していた仲間が、せめて彼一人だけでも生かさせようという願いを込めて、彼を孤独から守るべく作り上げた。
技巧剣「インヴィジヴル」――正式名称は「ア・キルギス・マナス」またの名を”英雄の銃剣”――は、魔界産の剣何本かを素材に自作したヤツ。
最終更新:2008年03月30日 03:54