アリーシャ・リディル・リンスラブル

世界最古参の吸血鬼。血も好むが、ケーキとか砂糖ドカ入れした紅茶のほうが好き。こっちでも生命維持はできるようだ。
日向に出ても消滅しないが、気だるくはなるらしい。
自らの棺桶も持っているが、あまりそこでは眠らない。閉所恐怖症ではない。
銀製の道具も、ただ「嫌い」というだけであって攻撃の際の決定打にはなりえない。特殊儀礼を施した聖装備ならば、通常の兵器よりも威力が上がる。
十字架も、そのシンボル自体には何の恐れも抱かないし、ダメージも受けない。
ニンニクは嫌い(臭いが)
流れる川を渡っても平気。服さえ濡れなければ構わない。
新月の夜が一番の好みらしく、月が出ている夜は月を壊したくて仕方ないらしいが、壊したら大変だということは無意識に自覚している……んだろうか。
気配を隠すということを知らず、常に他の化け物どもを惹きつける。
戦闘狂。暴走狂。破壊狂。とにかく、頭のねじが足りていない。
666種類もの固有能力を持つが、とある事情により制御することができないため、一度戦闘状態に入ると暴走確定。


遠い昔は、冷徹にして並外れた叡智を誇った吸血鬼であった。
667種類もの固有能力を持ち、かつて虐殺と破壊と殺戮の限りを尽くした。
更なる力と悦楽への渇望とある種の知的好奇心から、アカシックレコードの解読に着手する。
そして、アカシックレコードを「見る」という領域から「理解する」領域にまで至り、ただの吸血鬼でありながら神と同格になる。
アカシックレコードを解読したことにより「真実」の姿に触れ、自らの力を唯一絶対にして最強のものにせんと、世界の均衡を司る「天秤」に触れようとする。
そこで、世界の強制力(均衡を崩そうとするモノに対して働くセイフティ)が働く。
大した能力も持たない一介の吸血鬼が彼女に対して放たれ、対決に至る。
結果として放たれた刺客は無残に敗れ去ったが、死に際に彼女の血を吸い、667の能力のうちの一つを奪い去る。
それ単独ではまったく機能しないが、それ無くしては他の能力を操れない能力、即ち「能力を操る能力」を。
一つの存在が保有しうる限界量を超越した能力を行使しうる根源能力を奪い去られた彼女は、その過負荷に耐え切れず精神自壊する。
以来、無邪気といえば聞こえはいいが、一度力を解放したら誰に求められない「歩く世界の終焉」みたいな存在に変貌した。


尚、その一介の吸血鬼とは、強制蘇生させられた彼女の母親である。

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最終更新:2008年04月05日 11:45