亡者

簡素に言えば生き物の種類を問わないゾンビ。
不死者(アンデッド)とは似ているようでまた違う。
ゾンビの典型通り絶対に死ぬことはなく、知能の欠片などまったくない。
生前の本能の1つ"食事"に従い、人を襲っては食らうのが彼らの行動パターンである。
だが実はこの行動は"食事"のためではないらしいが詳細は不明。

生き物は死ねば肉体から魂が抜ける。
本来ならその魂は俗に言う「あの世」と言う場所に逝かねば(成仏しなければ)ならないが、
一部の魂はなんらかの理由でそれが出来ず、現世に居残ってしまう事がある。
この魂が長時間現世に居ると世界に漂う微量の瘴気に侵されてしまい、
その状態の魂が適当な生き物の死骸に憑依することで亡者となる。

亡者には特有のパワーアップの仕方がある。
その方法は至って単純、他の亡者を食らうこと。
ただ共食いをするだけでパワーアップし、体のスケールも大きくなる。
食らった数が多ければ多いほど力は増し、スケールも大きくなっていく寸法である。

亡者は絶対に死ぬ事はないと言ったが実は殺す方法は1つだけある。
まず最初に一度亡者を倒し、肉体の活動を一時的に停止させる。
その間に亡者の体に特殊なお札を貼り付ける。
あとは亡者が起き上がる前にお経(もしくは破邪効果のある歌)を唱える。
こうすることで憑依されている死骸と魂に染みついている瘴気が浄化され、魂はやっとあの世に逝くことができる。

亜種・上位種

上記のパワーアップ方法の応用で他の亡者の心臓だけを喰らうとスケールはそのまま、
力が増したと同時に喋る事ができるほどの高い知能を得た邪鬼(おに)と言う上位種になる。
また、使い魔の作成法と亡者の作成法を合わせて造った妖(あやかし)と言うさらなる上位種が存在する。

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最終更新:2007年05月05日 11:47