プロナウス

種族:異星人(地球から見た火星的環境にある星。既に生命体は絶えている)
性別:女
年齢:外見年齢は20台。実年齢は不明だが三桁くらいと推測。
身長:180cm
体重:53kg
クラス:LLLメンバー
属性:闇・光 

性格

いわゆる火星人。外見はこの星の人間と大差は無いが、思想や内部身体構造、神経伝達路などに差異を持つ。
軍神をつかさどる星の住民にふさわしく、基礎戦闘能力の高い体のつくりをしている。
徐々にその侵略範囲を広げている”この星”の住人に対しては嫌悪感を露骨に表す。
女性だが身長がやたら高いのでコンプレックスを抱いている。
自己主張が弱いのか、常に黒いコートと鍔つき帽子を目深にかぶり、人とは距離を離す。
獲物は、刀身2m近い馬鹿げた構造をした刀。重心の関係上、柄を持つと本来の重量を遥かに超える負荷が感じられる。遠心力もあって、普通の人間ならば逆に刀に振り回されることになる。火星人なので身体構造が違うらしく、彼女自身は苦も無く振り回す。
その長さゆえに、先端部は鞭の如くしなり、受け手はその衝突までの時間差や衝撃の増強も考えなければならなくなる。
刀の鞘は、鞘の上部が開いていて、抜刀というよりも、鞘から外して刀を取り出す。ゆえに抜刀術は使わない。ていうか使えない。
本業は薬師なので戦闘メインというわけではないが、その薬によるドーピング、相手の弱体化などといった、力一直線という戦闘スタイルをとは異なるタイプなので、得手不得手がそこまではっきりするわけではなく、相手としては扱いづらいと感じるのではなかろうか。
意外と涙もろかったりする。結構くだらないこととかでないたりする。

設定

コードネーム「メディック・ヴェスピディア」直訳するとスズメバチの薬師。
所謂「医聖」「薬聖」などと崇められる、歴史的業績および成果を挙げた人物に対して与えられる称号を得るに値するほどの能力を持つ。
本業は薬師なので医者家業は専門外なのだが、ある程度の外科的処置なども行える。

薬師としての最大にして、また彼女にとって最悪の業績は、死に対する特効薬の開発。言い換えれば、不死の薬である。
細胞の寿命を定めるテロメアーゼや、アポトーシス、ネクローシスなどといった細胞死現象を完全にコントロールする薬品であり、また代謝などを促し実質的な「不老」の効果も持つに至る。最も繊細とされる脳細胞ですらも、保持しうるようになっている(二十歳~三十歳前後の身体に固定されるといえる)
ただし、人の身体は制御できても、それでは推し量れない所謂「精神」の面に関しては、坑鬱性の必要性なども計算に入っていたが、人の心理学的な複雑さ相手にはどうしようもなかったらしい。
人として分相応な人生を剥奪された”ただ一人の患者”そしてその患者とは元彼女。火星時代の旧友。
いわゆる”不治の病”によって命を落としたのだが、そこを救われる。初めのうちは共に喜んでいたが、ある日その彼女が交通事故にあった際、自らが「死ねない」体になったことに気づく。如何なる自殺行為をしても、気がついたら生きている。
その事に絶望し、それ以来プロナウスを憎悪し、自らと同じ「死ねない」身体にしてやろうと日夜追い回している。
ゆえに二人は友人でもあるが、今となっては敵対者となっている。

LLLに所属する理由は、非合法的な人体投薬実験や殺人による資金調達を行うのに都合がいいからだとかなんだとか。
近年の研究は主に「死」の研究で、毒物などが主体的である。無論、人を「生かす」薬の知識も残っているのだが。

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最終更新:2008年04月20日 15:29