歴史
中世。宗教同士の激突の耐えなかった頃――当時で言うカトリックとプロテスタントの衝突による激動の時代。当時の大宗教を統合する、唯一にして絶対の宗教機関として誕生。当時から現代にも通ずる、ある種の暴力的側面はあったと思われる。
時代が進むにつれ魔道教会(魔術教会・魔法教会などとも)などを代表とする様々な形態を作り出していく。
その裏では、異端追放、虐殺などといった、億では足りぬほどの犠牲がある。
現在では、信者総計数十億(組織構成員でも数千万はくだらないとされる)という巨大な組織となっている。
しかしその実体は、一つの巨大戦闘組織。内部構造は、軍隊のそれに近い。
その頂点に象徴である(実質的権力は無いに等しいということ)「法王」がおり、その下に「大教皇」以下「大聖堂の位」などが並ぶ。
現在の法王はグリムジール七世。現在432歳。大教皇はアルメリオ。
性質
万理であり、また虚無であるとされる「絶対神」の概念を"主"とした宗教であり、一神教の形態をとる。ただ、一種の概念信仰であるので、多神教信者であっても、その本質に逆らいさえしなければ教団員になれる。
表向きは宗教団体であるので、普通の宗教活動、救済局中心に行われる慈善活動、各地の教会の運営、布教活動などを行っている。
その裏では、異端殺戮、化け物退治などを請け負っている。
教会のランク
法王
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大教皇
:
大聖堂
:
礼拝堂(各々の局の長)
:
~大司教
:
~司教
:
~司祭
:
~神父(聖女(シスター))
:
~助祭
:
~神学生(助祭見習いとも)
例外として、一部の局には特別な位が存在したりもしており、それが適応されることもある。特に、教会が「飼育」しているタイプに多い。
(例:審問局の処刑人(魔犬・猟犬・番犬・狂犬・駄犬)
大聖堂
大教皇以下に存在する位。全てで七つの位があり、一つの位に一名~三名までが存在する。各々が教会の各機関(全十三機関)を統率する。教会のトップ集団。
- 聖母・・・救済局、聖典局
- 枢機卿・・・情報局、執政局、聖具管理局
- 教皇・・・神学局、公会議局
- 救済者・・・防衛局、軍事局
- 殲滅者・・・殲滅局
- 神託者・・・祭礼局、審問局
- 狂信者・・・狂信局
教会の十三機関
大聖堂によって統率され、各々の局長として礼拝堂クラスの人間が選ばれている。
- 情報局:枢機卿に属する第一局。情報の統合局。
- 祭礼局:神託者に属する第二局。結婚に始まり葬儀まで、祭礼全般を執り行う局。
- 救済局:聖母に属する第三局。慈善活動救済活動などを行う局。
- 神学局:教皇に属する第四局。教育や孤児院経営なども含んだ教育なども含む局。
- 公会議局:教皇に属する第五局。公会議の運営などに携わる局。
- 執政局:枢機卿に属する第六局。政治、運営方針などの執行局。
- 聖典局:聖母に属する第七局。聖書に関連した物事の処理係、とされる。
- 聖具管理局:枢機卿に属する第八局。聖遺物、霊具などの管理局。
- 防衛局:救済者に属する第九局。所謂自衛軍。
- 軍事局:救済者に属する第十局。殲滅局・防衛局などの軍備担当。
- 審問局:神託者に属する第十一局。裁判、異端審問などを執り行う局。
- 殲滅局:殲滅者に属する第十二局。純粋な攻性集団とされる。
- 狂信局:狂信者に属する第十三局。表に出ない、汚い仕事をやる局。
最終更新:2007年05月03日 20:58