ザイラン(罪爛)
種族:人間→DS
性別:男性
年齢:20代前半~半ば
身長:180cm(角を除く)
体重:80kg(風を操るため比較的軽量)
クラス:悪の権化
属性:不明 属性均衡:不明
戦闘スタイル:ブーメランと触手による攻撃、及び風を意のままに操る風神ドライブ
イメージCV:諏訪部順一
『くたばれ、蛆虫』
設定
機禁楼、「七星」の一。
人間の擬態では緑の髪、緑の暗く濁った眼に眼帯の、青白く険のある顔の青年。
DSの姿は残忍な表情をした緑の機械の鬼である。
類をみないほど極悪非道な性格で、常に無軌道・無差別な虐殺を繰り返す、正真正銘の外道。
奪い、犯し、殺し、道徳や善意に歯向かうことを「勇気」ととらえる歪んだ考えの持ち主。
一般人を「クズ」、「蛆虫」などと呼び、相手の苦痛を楽しみながら嬲り殺しにしていく姿には善のかけらも感じられない。
芯まで悪に染まった心を持つが、全く救いようがないほど感化の余地がないわけでもなさそうだ。
その残忍さが恐怖と怯えからくる「弱さ」であるからには。
その過去は酸鼻極まるものである。
劣悪な家庭で育ち、性的なものも含むあらゆる虐待を受け、恐怖のため人間らしい善意や勇気を培われることがなかった。
心は病み、魂も傷だらけになったまま成長したが、弟や妹まで虐待されることに耐え切れず、ある日父親を「殺す」という歪んだ
形で勇気を出してしまう。
その後、7日間だけ弟妹と作った楽しい思い出も、やがて妹の言葉により逮捕されたことで歪み、やがて刑務所の中、囚人同士の
争いのうちに命を落とす。
あらゆる傷が癒えぬまま死んだ、その最期の記憶は、相手の囚人を力でねじ伏せ、勝ったという歪んだ勇気の記憶であった。
DSとして甦らされた時、過去の記憶に耐え切れず暴走し、記憶を消してほしいと願い出て記憶喪失状態になった。
今、過去の記憶は様々な形で少しずつ甦りつつあるが、それとともに手負いの獣のようにさらなる殺戮を繰り返す。
恐怖と害意と罪悪感に膿み爛れた心が、人間としての良心を得る日はくるのだろうか―――。
最終更新:2009年09月20日 18:46