第五真律譜(だいごしんりつふ/コード・スコア)
術式と呼ばれるモノの極致。本来は遥か未来にて到達するべき、究極の術式。
根源閉鎖領域『
穢界の園』に流れる第五真奏。極限圧縮型想奏術式とも呼ばれる
本来の歴史であれば、後に最後の魔術師と呼ばれる
ゾディアク派の魔術師『
ロツィア・グリューベン』によって発掘される術式に於ける果ての一つ。
極限までの詠唱の圧縮を実現した術式系統であり、現存する術式に於いて最速の詠唱を実現しており、その詠唱はどのような術的内容であっても全て0秒。
その際、第五真律譜によって圧縮された詠唱は、その詠唱を知覚した者の思考に直接解凍・翻訳され、『既に完成した術現象』に遅れて聞こえてくる。よって、第五真律譜による術に対応する側にとっては、詠唱が聞こえた時点で既に後手。
また、魔力対効果における魔力変換効率が凄まじく良い為、『他系統の術式で同じ魔術を編んだ場合』に比べ、効力が段違いを通り越して桁違いに高い。同じ効果量であっても魔力消費を数百分の一に抑える事が可能。その変換効率は他系統の術式の追従を許さない。
尚、第五真律譜と呼ばれる所以は、
四界の音階それぞれが持つ真律譜が第一から第四までを独占しており、その後に新たに見出された5番目の旋律(真奏)である為。
最終更新:2010年04月02日 12:30