■プロローグ…?■
忌野家一代目の先祖は陰湿な性格だった。
自分よりも醜い物をあざけるのが趣味で生き甲斐だった。
病床に耽ってもなお、金への執着をみせる高利貸しの婆さんに目を付け、
あえて金を借り、家まで尋ね、「金を返してやる」と言っては
執着の強さを表すようにしがみつく婆さんを近所中引きずって
その醜さをあざけっていた。勿論金は返さない。
ところが、ある日いつものように婆さんを引きずって散歩していた時。
迫りくる路面電車に気づかず線路を横断。
一代目の忌野は何事もなく横断したが、その後ろ。
引きずられていた老婆の身体は真っ二つに両断された。
殺すとは思わなかった一代目忌野は慌てふためいた。
事切れる直前、老婆は呪った。
「貴様を、七代先まで祟ってやる…!」
■そして■
忌野家は代々、
ありとあらゆる悪霊に目を付けられるようになった。
呪いを解くため、先祖達は死に物狂いで子孫を残した。
そして7代目。
先祖の期待を一心に受け、生まれた少年が居る。
忌野清志(いまわのきよし)18歳。
陰惨な青春時代を余儀なくされた、最後の祟られ人である。
■プロフィール■
身長170センチ
恐怖につり上がった目。常にせっぱ詰まった表情。
整っているとは言い難い、短く刈った黒髪に学ラン。
常日頃、悪霊に襲われているため
自然と体が鍛えられるのか、ひょろっとみえるわりに筋肉質。
ある程度の体術は身についているらしい。
性格は、小心者のいたって普通の少年。
呪いのせいで父親を亡くしたり
呪いのせいで命懸けな日々を送ったり
呪いのせいで怪物と化した初恋の娘に殺されかけたり
ロクな人生を送れていない。
呪いから解放されるため、先祖の意志を貫くために
一刻も早く、嫁となって子孫を残してくれる人物を捜している。
っていうか設定何のひねりもなく『カースダイアリー』の忌野。
本人から一言
「子孫を残す前に俺が死にそうだ……」
最終更新:2007年12月07日 00:02