シュレーディンガーの猫について
1935年オーストリアの物理学者によって発表されたもの。
もとは量子力学的記述は不完全であると証明するためのものだったが、その内容や特異さから量子力学に興味を抱く人が増え、現在に至るまで量子力学の理論を説明するには欠かせないものとなっている。
①密閉した箱の中に猫を入れる。
②その箱の中に一定時間たつと50%の確率で毒ガスを発生させる装置を入れる。
③一定時間放置する。
さあ。箱の中の猫は生きているか?死んでいるか?
猫好きの方は、なんでそんなことをするんだ!って感じですが一旦猫がかわいそうとかは置いといて考えてみましょう。
生きているか死んでいるかは誰にもわからないのです。
半分の確率ですが、実際に箱の中身を確認しないことには生死の判定はできないのです。
じゃあ、箱を開ける前の中身はどうなっているのか。生きているかもしれないし、死んでいるかもしれない。大げさに言うと生きている世界と死んでいる世界が重なり合った世界が存在しているのです。
どちらの世界なのかを確認する観測者(ここでは人間)が必要なのです。
この理論でいくと、パラレルワールドが存在することもあり得るのではないでしょうか。観測されているか観測しているのか。はたしてどちらなのでしょうかね。
最終更新:2020年05月15日 12:46