フェルマーの最終定理について


  • 概要

17世紀、フランスの裁判官ピエール・ド・フェルマーは古代ギリシアの数学者ディオファントスの著作『算術』を読み、本文中の記述に関連した着想を得ると、それを余白に書き残しておくという習慣を持っていた。

その中の一つがこの「フェルマーの最終定理」と呼ばれるものになっていくのです。

定理の内容


3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない

たったこれだけ。


私的面白ポイント



①フェルマーの死後330年経つまで誰一人として証明できなかったこと。

②定理の証明に人生を狂わされた数多くの数学者がいること。

③そんな定理がメモ書きのように余白に小さく書かれていたこと。


様々な数学的技術が発達した近代になっても証明ができなかったものが、330年前の裁判官が思いついていたってだけで神秘的ですよね。

さらに、証明を試みた数学者たちが自分の家族や仕事を捨ててまで没頭し一生をかけても不可能だったというのも面白いですよね。


    |メモ書き  >  数学者の一生|


つまりこういうこと。恐るべし。
最終更新:2020年05月16日 00:05