物語第一章・学校編
第七節~資格と刺客~ Cパート
こちらは、先ほど殺り合おうとして居た隆平と紅葉・・・だが、勝負はあることがきっかけで、始まる前にお預けとなってしまう・・・
「隆君、何をしているのかな?」
「!!何でこんなところにいる!?」
二人の間に1人の人物が割って入った・・・
「誰だ・・・お前は・・・?」
「今は君に関わっている場合では無いのでね。
また今度会いましょう・・・桜紅葉君。」
「!?何で俺の名前を!?」
紅葉がその人物に近づこうとした瞬間。
周りが煙に巻かれ、その人物が誰かは分からずじまいだった。
「誰なんだ・・・アイツ・・・」
「恐らく・・・遠征していた最後の一人・・・じゃないかな?」
「あれが・・・最後の一人か・・・」
二人は多少だが、奴の事を知っている様だ。
「ま、いっか・・・早く千春の家に行こうぜ。」
「うん♪」
二人は迅速に千春の家へと向かっていった。
~~~雪山家~~~
「ほらほら!後10分しかないよ!」
「あんまし急かすなよ・・・」
「・・・」
白箕と妖架は千春に課せられた課題をこなしている最中だった・・・
(妖架君は何を作るか知って居るけど・・・白箕君は何を作るのかしらね・・・?)
「・・・」
「・・・」
(会話がないわね~・・・当り前だけど・・・)
「・・・さて・・・そろそろ作り始めるか・・・」
(・・・へっ・・・?)
白箕が突然喋ったと思えば意外な言葉だった。
(残り時間十分だと言うのに・・・練っていた・・・?)
「・・・ほい・・・出来た・・・」
(・・・早っ!・・・何を作ったのかしらね・・・?
後で見せてもらおうかしら・・・)
と千春が思って居ると、妖架も突然叫んだ。
「出来たー!!」
(早いなー・・・二人とも・・・経込むわぁ・・・)
だが、千春は落ち込んでる暇はなしと思い、さっさと話を進めた。
「おみごと、お二人。
それで、何を作ったのかしら?」
「「籠手」」
「「え・・・?」」
二人が二人とも少し驚いた顔をしていた。
それもそうだ・・・二人とも同じものを作ったのだから。
「ふ~ん・・・二人とも同じもの・・・ねぇ~・・・」
最終更新:2009年05月16日 14:44